研究課題/領域番号 |
14570346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
杤久保 修 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30046099)
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研究分担者 |
安田 元 横浜市立大学, 医学部附属病院, 助教授 (10145675)
木村 一雄 横浜市立大学, 医学部附属病院, 教授 (90214866)
梅村 敏 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00128589)
大重 賢治 横浜市立大学, 医学部, 助手 (50343398)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 予防医学 / 情報技術 / 高血圧 / 生体リズム / 栄養分析 / 食塩摂取量 / 家庭血圧 |
研究概要 |
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理対象者は数千万人にも及ぶため、病院や保健所での指導の他、家庭においてもその管理や予防を効率的に行い得るような支援ステムが必要である。そのための各種センサーや情報技術(IT)の開発に関する基礎研究を行った。 生活習慣(life style : LS)には食事(栄養)・活動・休養・リズムなどがあるが、平成14年度の研究では栄養は夜間尿量とその排泄成分で分析し(パイプサンプリング法)とく塩分排泄量は自動的に尿量と塩分(食塩)を計測できるコップ(salimeter)を開発した。その原理は尿量は電気抵抗による水位計で塩分は電導率で測定するもので、この方法による夜間尿による食塩排泄推計値と1日尿中食塩排泄量実測値とは良好な相関関係(r=0.71)がみられた。それらの絶対値の差は0.56±39<SD>mmol/day (n=159)、高食塩摂取(>10g/日)を78%予測できた。また活動と休養の計測には腕時計型の心拍数計に加速度計を組み入れたものを開発(ストレスタコメーター)した。身体活動レベルは加速度で、精神ストレスは加速度が零の時の心拍数増加でみるものである。また休養リズムや睡眠状態は加速度と心拍数低下度のリズム変化で推定できる。また指輪型酸素飽和度SPO_2センサーによる測定では、飛行機内では予想以上のその低下(0〜-0.8%,平均3.5%)が観測された。 一方生活習慣病の家庭でのその他の評価法として、平成15年の研究ではダブルカフ型の精度の高い血圧計とその電送装置やペンダント型の心電図計を開発し、何時でも何処でもこれらの値を自己計測して携帯電話(PHS)で電送する方法を実験した。PHSで電送項目は、血圧、体重、食塩摂取量、活動(加速度)イベント心電図などである。 なお現在神奈川県予防医学協会と地域応用性についての研究を行っている。
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