• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

気管支喘息治療の新しい分子標的としての細胞質フォスホリパーゼA2の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14570412
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般
研究機関近畿大学 (2004)
鳥取大学 (2002-2003)

研究代表者

佐野 博幸  近畿大学, 医学部, 助手 (80325018)

研究分担者 山崎 章  鳥取大学, 医学部附属病院, 助手 (70325009)
佐野 安希子  鳥取大学, 医学部, 助手 (80335512)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード好酸球 / フォスホリパーゼA2 / 気管支喘息 / 好酸級 / ホスフォリパーゼA2
研究概要

脂質メディエーターであるロイコトリエンやトロンボキサンは気管支喘息の増悪因子であり,これらの受容体拮抗剤は気管支喘息の治療薬として有効性が認められている。したがって,これら双方の合成を調節する細胞質フォスフォリパーゼA2(cPLA2)を阻害することは,さらに効率の良い気管支喘息の分子標的治療薬になると考えられる.我々はこれまでにcPLA_2がヒト好酸球のβ1-,β2-インテグリン依存性の接着を調節すること,さらに、抗原感作ラットを用いた実験でcPLA_2阻害剤が好酸球の肺への浸潤と気道過敏性の亢進を抑制すること等を報告してきたが,今回のテーマは,気管支喘息患者からの炎症性細胞,特に好酸球におけるcPLA_2の発現量や活性化が亢進しているのかどうかについて検討した.
まず初めに好酸球のアラキドン酸産生能について検討では,健常者および気管支喘息患者それぞれ16名の末梢血好酸球を1μMのfMLPで刺激したところ,アラキドン酸の分泌能は気管支喘息群で有意に亢進していた,次に両群の末梢血好酸球2X10^6cellsを1μMのfMLP刺激して蛋白を抽出し,cPLA2活性化の違いを検討したところ,気管支喘息群は健常群に比べてfMLP刺激後に活性化の亢進を認めた(各n=12).
これらの気管支喘息群末梢血好酸球のアラキドン酸産生能,cPLA2活性化の亢進が,cPLA2発現量の違いによるものか,または生体内において既にprimingされているための相違であるかを確かめるために,好酸球中のcPLA2の発現量の定量をsandwich ELISA法にて測定中した.発現量は健常群で0.36±0.13ng/10^6cells,気管支喘息群0.52±0.17ng/10^6cellsであり,気管支喘息群で発現量の亢進が有意に亢進していた.

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi