研究課題/領域番号 |
14570470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
前田 直人 鳥取大学, 医学部, 講師 (60284006)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 骨髄性プロトポルフィリン症 / 遺伝子解析 / エピジェネティクス |
研究概要 |
1)肝障害を合併発症した本邦EPP5症例(5家系)から抽出したgenomic DNAあるいはmRNAを用いてFECH遺伝子を(RT-)PCR法により増幅し、シークエンス解析にて変異部位の解析を行なった.その結果、4種の異なる欠失変異でかつヘテロ異常が確認された. 2)各変異の酵素活性への影響を検討するため、上記のFECH遺伝子変異それぞれについて、部位特異的突然変異誘発法により大腸菌で異常FECH蛋白を発現させその酵素活性を測定した.それぞれの異常FECHはいずれも酵素活性の低下を示した. 3)家族内健康保因者発掘のためにDNAを利用した簡便なアッセイ系を確立し、同意の得られた家系について解析を行ったところ、生化学的には診断困難であった家系内保因者を同定しえた. 4)発症のメカニズムを解明するため、一部の症例につきFECH IVS1領域と5'上流プロモーター領域を中心として、SNPsの有無をシークエンス解析にて、およびCpGアイランドのメチル化の有無をbisulfite-PCR法にて解析したところ、解析対象者すべてにおいて5'上流プロモーター領域の転写因子結合部位に異常を認めなかったが、発症者においてはCpGアイランドの一部にメチル化が認められた.このことにより、EPPの発症にはメチル化による転写活性の低下が示唆される. ポルフィリン症はmultifactorial diseaseと考えられており、引き続き、遺伝子学的背景のみならず環境因子との関わりなど、多角的観点からの検討が望まれる.
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