研究課題/領域番号 |
14570493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
内藤 裕二 京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (00305575)
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研究分担者 |
吉川 敏一 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (90158410)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎 / 実験大腸炎モデル / 転写因子 / 分子標的治療 / 炎症性サイトカイン / スピントラップ / ピオグリタゾン / 遺伝子発現調節 / 炎症性腸疾患 / NF-κB / PPAR / 核内受容体 |
研究概要 |
マウスデキストラン硫酸(DSS)大腸炎モデルを用いて転写因子NF-kBの関与について検討し、以下の成果を得た.(1)DSS投与後経時的に大腸粘膜NF-kBの活性をゲルシフトアッセイにより評価したが、経時的にNF-kB活性化を認めた.(2)NF-kB下流遺伝子である誘導型一酸化窒素合成酵素、向炎症性性サイトカイン遺伝子の発現も亢進していた.(3)これらNF-kBの活性化は大腸粘膜の炎症の程度と相関していた.(4)NF-kB阻害作用が証明されている各種薬剤(スピントラップ剤PBN、PPAR-γリガンドpioglitazone、抗酸化剤ビタミンE誘導体など)の有効性について検討し、NF-kB阻害による新たな治療戦略の可能性を示した.(5)NF-kB活性化における腫瘍壊死因子TNF-αの影響についてTNF-α欠損マウスを用いて検討したが、DSS投与後の大腸粘膜炎症は欠損マウスにおいて有意に増悪した.以上の結果は、マウス大腸炎モデルにおいてNF-kB活性化が炎症の成立、病態の悪化に関与していることを明らかにしたものと考えられる.今後新たな治療標的分子としてさらにその詳細を検討し、ヒト潰瘍性大腸炎に対する応用を考慮に入れ、実験を進める予定である.
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