研究課題/領域番号 |
14570571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
岡澤 光芝 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40152293)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 気管支喘息 / 気道リモデリング / 超音波カテーテル / HRCT / 肥満細胞 / 3D再構築 / 咳喘息 / 喉頭アレルギー / 気道過敏性 / 気管支鏡 / 咳喘息(CVA) / 喉頭アレルギー(LA) / 気道平滑筋 / 気管支攣縮 / 気道抵抗 / ボディプレチスモグラム / 平滑筋stiffness / 気道弛緩作用 / メサコリン / 気道モデリング / 超音波血管カテーテル / 気道壁構築 / 気道収縮 / internal perimeter / 気道支鏡 / 末梢気道 |
研究概要 |
研究1 超音波エコーカテーテルを用いた気道壁構築の評価 超音波カテーテルを気管支鏡下に挿入し、リアルタイムで気道壁の変化を画像解析することができた。しかし、局所気管支を生理的食塩水で満たしただけでは呼吸によるアーティファクトも多く、BALなど肺胞を生理的食塩水で埋めたときに計測することが必要となる。 研究2 HRCTを用いた気道壁構築の評価 HRCTとMPR(Multi Plane Reconstruction)を用いることにより、気道の正横断面を得ることが可能となった。メサコリンにより気道収縮を発生させると、同様な太さの気管支でも収縮率に大きな差が認められた。また、同一気道においても収縮率に差が認められ、気道収縮の不均一性が照明された。今回の方法により、気道収縮のメカニクスの解析がさらに進むと考えられる。 研究3 気道収縮に対する深呼吸の影響 気道収縮後、深呼吸することによる気管支拡張作用を検討した。気管支拡張作用は一過性であることが証明された。気管支喘息患者においては、深呼吸による気管支拡張作用は、健常人より小さく特にメサコリン吸入直後の深呼吸は、拡張作用がないばかりでなく、その後5分で気道狭窄が進行する現象が明らかになった。 研究4 慢性咳嗽患者における気道粘膜内肥満細胞の分布 慢性咳嗽患者のうち、咳喘息と喉頭アレルギー患者に焦点をあて、喉頭・気管・2次分岐部より粘膜を採取し、浸潤している肥満細胞の分布を検索した。両疾患とも採取した部位での肥満細胞数には差が認められなかった。咳喘息と喉頭アレルギーにおいた、唯一の差が認められたのは咳喘息において、気管膜様部の肥満細胞が有意に喉頭アレルギー患者より多かった点である。 研究5 気道収縮の形態学的研究 モルモットの気管支収縮を、連続切片を3D再構築することで検索を行った。気道のfoldは長軸に平行に連なり、分岐後も連続していた。中枢部気道から娘枝として発生した膜様気管支には平滑筋が疎であるために内腔狭窄は少なかった。
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