研究課題/領域番号 |
14570624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
片山 泰朗 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70152692)
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研究分担者 |
神谷 達司 日本医科大学, 医学部, 講師 (70233955)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 低体温 / ラット / 局所脳虚血 / アポトーシス / 脳保護 / Immunocytochemistry / In situ hybridization |
研究概要 |
ラット一過性局所脳虚血モデルを用い以下の実験を行った。雄性Sprague-Dawley Ratを用い、1.5%ハロセン麻酔下に4-0外科用ナイロン糸を中大脳動脈起始部まで挿入することによって脳虚血を導入し、虚血負荷を均一化するため虚血中の直腸温および頭蓋温度は37.0±0.5℃に維持した。実験動物は、I : Vehicle群(対照群、n=6)、II : Hypothermia(35℃)群(n=6)、III:脳保護薬群(n=6)、IV:脳保護薬+Hypothermia(35℃)群(n=6)の4群に分類した。IおよびIII群は常温群で、体温コントロールは虚血開始時より導入し、虚血中脳温および直腸温を37℃に保った。脳保護薬群は免疫抑制薬(FK506)、選択的抗トロンビン薬(argatroban)を用い、対照群には同量のVehicleを投与した。IIおよびIV群は低体温群で、虚血中脳温および直腸温を35℃に維持し、虚血作成直後にHypothermia(35℃)群(II群)ではvehicle、脳保護薬+Hypothermia(35℃)群(IV群)ではFK506、argatrobanを各々投与した。2時間の脳虚血後再開通を行い、再開通24時間後断頭し、直ちに脳を摘出・凍結し、脳梗塞体積および脳浮腫体積を測定した。免疫抑制薬(FK506)と超軽微低体温の併用による神経保護作用の増強効果の検討では、常温(37℃)群では、FK506群(III群)は対照群(I群)に比し皮質梗塞、線条体梗塞では両群間に差異を認めなかった。しかしFK506に低体温(35℃)を併用する群(IV群)では、常温でのFK506群(III群)に比し、有意に皮質および線条体梗塞体積を縮小した(p<0.05)。脳浮腫体積の検討でも、FK506+Hypothermia(35℃)群(IV群)は、他の3群に比し皮質および線条体にて有意な脳浮腫縮小効果を認めた(p<0.05)。選択的抗トロンビン薬と超軽微低体温の併用による神経保護作用の増強効果の検討に関しては、昨年報告した。
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