研究課題/領域番号 |
14570671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
菅野 公浩 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (20206395)
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研究分担者 |
門上 俊明 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (40335980)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / TNF-alpha / soluble TNF-alpha receptor 1 / 血管新生 / 遺伝子治療 / soluble TNF-alpha receptor |
研究概要 |
TNF-alphaは、心筋のアポトーシスをおこすこと、心筋梗塞で増加することが知られている。一方、soluble TNF-alpha receptor 1(sTNFR1)は、TNF-alphaの拮抗剤である。そこで、sTNFR1の心筋梗塞における影響を検討した。sTNFR1 plasmidは、急性心筋梗塞おいて、TNF-alpha、心筋のアポトーシスを減少させ、梗塞範囲を減少させた。また、TNF-alphaは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)のレセプター(KDR/flk-1)を不活性化することにより、血管内皮細胞の増殖を抑制することが知られている。そこで、次に、sTNFR1の血管新生における影響を検討した。まず、in vitroにおいて、sTNFR1 plasmidを導入した血管内皮細胞は、TNF-alphaにおけるアポトーシスに拮抗し、増殖能を有することを報告した。次に、in vivoでは、雄ウィスターラット末梢血管虚血モデルにおいて検討した。虚血部位でTNF-alphaは増加していたが、sTNFR1 plasmidその増加を抑制した。VEGFは、シャム手術のラットでは発現が見られなかったが、sTNFR1 plasmid注射のラット及びLacZ plasmid注射のラットでは有意に増加し、両群間に有意差はなかった。sTNFR1 plasmidは、LacZ plasmid注射のラットで減少していた虚血部位のKDR/flk-1 mRNA及びKDR/flk-1のチロシンリン酸化を増加させ、血管新生を増加させた。
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