研究課題/領域番号 |
14570684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
秋岡 要 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (90167833)
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研究分担者 |
大村 崇 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70295707)
葭山 稔 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30240956)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / 細胞治療 / 遺伝子導入 / MAPK / c-Jun / MCP-1 / ASK-1 / angiotensin II / 細胞移植 / VEGF / mesenchymal stem cell / JNK |
研究概要 |
c-Junの転写活性部位の欠損したDNcJunは、内因性のc-Fos、c-Junとの結合やDNcJun複合体としてAP-1のpromotor領域に結合するが、転写活性を持たないことでAP-1活性を抑制する。このDNcJunをアデノウィルスベクターを用いて新生児ラット心筋細胞に過剰発現させ、心筋細胞肥大因子であるエンドセリン(100nM)で刺激した。DNcJunはエンドセリンによるAP-1活性を抑制し、^3H-フェニルアラニンの取り込みでみたエンドセリンによるタンパク合成の増加を完全に抑制した。また、DNcJunはANP、BNPのmRNAのエンドセリンによる発現増加を約40%有意に抑制した。またMAPKが炎症のシグナルに関係し、心不全の病態に炎症が深く関与することが示唆されていることより、アデノウィルスベクターを用いて新生児ラット心筋細胞にdominant negative mutantやwild-typeのapoptosis signaling kinase (ASK1)、MAPKを過剰発現させ、アンジオテンシンII(100nM)で刺激しmonocyte chemoattractant protein-1 (MCP1)の発現をみた。ASK1はアンジオテンシンIIによるMCP1発現を抑制し、これはp38MAPKを介する経路であることが判明した。結論として、肥大、増殖、ストレスに関与するJNK、p38MAPK、AP-1は一部アンジオテンシン系を介し心筋梗塞後心臓リモデリングに関与している可能性が示唆された。また、現在ラット骨髄単核球分画よりmesenchymal stem cellを培養しVEGFを遺伝子導入した細胞をラット心筋梗塞に移植し心臓リモデリングの抑制効果を得た。
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