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クローン病モデルマウスにおける責任遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14570742
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関大阪大学

研究代表者

古座岩 宏輔  阪大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (80273655)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードSAMP1 / Yit / Chromosome9 / IL-10 receptor / NOD2
研究概要

ヒトCrohn病に類似している回腸炎を自然発症するSAMP1/Yitマウスを用いて,C56BL/6との交配実験で得られた150匹の第二世代マウスの検討を行った.IL-10 receptor遺伝子:マイクロサテライトマーカーを用いたLinkage Analysisでマウス9番染色体上のD9Mit297とD9Mit123の間に回腸炎と有意な相関が認められた.その領域はヒトでの11番染色体(q22-q23)に相当し,候補遺伝子の中にIL-10 receptor α-Chain(IL10ra)が存在することが判明した.IL-10とそのシグナル伝達に関連するStat3のTargetd mutationがマウスにおいてCrohn病様の大腸炎を起こすことが報告されていることから,この自然発症モデルの回腸炎におけるIL10raの遺伝子変異の関与に関してまず検討した.IL10raの7つのExonと上流600bpの領域の遺伝子配列をSAMP1/Yit, C57BL/6,AKR/Jで検討して変異の有無を確認したところ,全く遺伝子変異が認められなかった.Intron解析によりIntron3にSNPが認められたが,メッセージ伝達には影響を与えないと考えられ,IL10raは本マウスの回腸炎発症には関与していないと考えられた.NOD2遺伝子がヒトCrohn病患者での遺伝子解析で有意な結果として報告されたことから,マウスのホモローグとしてマップされている8番染色体の検討を行った.D8Mit112において回腸炎との有意な相関が認められたが,この相関部位を規定しているものは,9番染色体のD9Mit297とD9Mit206であることが判明したため,本マウスにおける回腸炎と8番染色体上のNOD2は関連がないと考えられた.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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