配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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研究概要 |
1.MRI-ASL(FAIR)法による脳血流定量画像とその測定精度の評価 FAIR画像の例】健常成人ボランティアで撮像されたFAIR画像の例を示す。スライス厚7mmでスライス間隔は3mm、5スライス。matrix=64^*64,TR=2.32sec、TI=1.4sec。ss-ns-ss-ns-と繰り返し測定。40回加算。 【スライス1枚撮りでの解析】定量化を考える第一段階として、一枚撮りでTlを変えて撮像し、モデルと比較した。 FAIR : TR=3sec, TI=100,200,500,900,1400,200,2750. 2.MRI潅流画像における新しいSuper paramagnetic iron oxides(SPIO)とGadopentatate Dimeglumine(Gd)の比較:成人脳腫瘍例を対象に 結果:Gd, SPIO群のΔR2*maxの平均値から計算されたその95%信頼区間の下限値は,限界値-Δより大きかった。結論:SPIOを用いたMRI潅流画像はGdを用いたMRI潅流画像と臨床的に同等であることが示された 3.MRI潅流画像におけるASLとGadopentatate Dimeglumine(Gd)の比較:成人脳腫瘍例を対象に 結論 FAIRによる血流画像はGdを用いた灌流画像から得られる局所脳血流画像と良い相関が得られ、臨床的に有用である可能性が示唆された。 4.MRI-ASL潅流画像による小児期発達脳の血流評価 対象:MRI-ASL法灌流画像が施行された生後3ヶ月未満の患者20例中,一歳時の発達が正常と判断された12例 方法:生後3ヶ月未満に得られた脳血流画像を後ろ向きに検討する 結果:12例中8例では新生児期には肉眼的に中心溝付近,後頭葉,視床の局所血流が高い傾向が認められられた. 5.スライス撮影されていたが、上下のスライスで信号に全体的な差があり、定量的評価困難であった。 結論:EAIR法により得られた新生児から乳児期における局所脳血流画像は従来報告されているPETによる脳血流画像と比較的近似していた。FAIR法による局所脳血流の評価が生後早期における脳血流スクリーニングに有用である可能性が示唆された.
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