研究課題/領域番号 |
14570971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 福井大学 (2004) 福井大学(医学部) (2002-2003) |
研究代表者 |
浦崎 芳正 福井大学, 医学部附属病院, 講師 (10281031)
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研究分担者 |
上田 孝典 福井大学, 医学部附属病院, 教授 (40160171)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | topoisomerase / 薬剤感受性 / 化学療法 / 白血病 / 多剤耐性 / DNA修復 / arsenic acid / MRP / PGP / 薬剤耐性 |
研究概要 |
造血器悪性腫瘍は化学療法に反応し治癒が期待できる疾患となっている。その反面再発例や耐性例の存在が重要な問題となっている。これまで我々は各種薬剤耐性細胞を樹立するとともにその耐性機序とその克服について検討を加えてきた。 この抗腫瘍化学療法に対する多剤耐性および獲得耐性は臨床的に重要な問題であり、今回我々はDNA損傷の修復遺伝子遺伝子(特にRef-1/APEとtopoisomerase Iに注目し)と抗腫瘍剤耐性との関わりを検討している。 まずDNA損傷修復遺伝子遺伝子Ref-1/APEのクローニングをrtPCR法を用いて行った。このDNAをベクターに組み込み、ヒト白血病培養細胞K562にトランスフェクトした。この時蛍光色素蛋白GFPをRef-1に組み合わせた形で過剰発現細胞を樹立した。トランスフェクション後にGFP-ref1融合蛋白がK562の核内におもに発現する事をコンフォーカル顕微鏡で認めた。またウェスタンブロットにて融合蛋白が過剰発現していることも確認した。各種抗腫瘍剤に対する感受性を検討しtopoisomerase I阻害剤であるカンプトテシンに感受性増強効果をみとめた。細胞内のtopoisomerase IとDNAのcleavable Complexの増加が認められ感受性増強の機序と考えられた。 Topoisomerase I欠損および変異細胞における抗腫瘍効果を検討しtopoisomerase Iを標的酵素とするcamptothecinと亜砒酸は交差耐性を認めた。亜砒酸による活性酸素の増加には差が無く亜砒酸の抗腫瘍性作用にはトポイソメラーゼIが関与していると示唆された。 亜砒酸の感受性と解毒酵素グルタチオンの量の反比例関係を論文として採用された。 抗腫瘍剤によるアポトーシス時のDNAラダーの発生にtopoisomerase Iが関与し重要な働きがあることも認められ論文として採用され掲載された。
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