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末梢血及び臍帯血由来血管内皮細胞の臨床応用と血管新生のシグナル伝達の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14570985
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関香川大学

研究代表者

窪田 良次  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (90178054)

研究分担者 北中 明  香川大学, 医学部, 助手 (70343308)
大西 宏明  香川大学, 医学部, 助手 (90223891)
塚本 郁子  香川大学, 医学部, 客員助教授 (10183477)
田中 輝和  香川大学, 医学部, 教授 (20155146)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード血管内皮前駆細胞 / 血管新生 / 末梢血幹細胞 / PI3-kinase / Src family / Akt / VEGF / シグナル伝達 / 臍帯血
研究概要

本研究の目標は、1末梢血幹細胞検体の血管内皮前駆細胞の同定、2血管内皮細胞を用いた血管新生のシグナル伝達解析:Src-PI3-kinaseのシグナル伝達経路の機能を明らかにするための基礎的な検討を行うことである。
1 末梢血幹細胞検体中の血管内皮前駆細胞の同定・分離:
化学療法後にG-CSFの投与を行なった造血器悪性疾患患者15名を対象に、末梢血中および末梢血幹細胞検体中の血管内皮前駆細胞の同定を主に免疫組織染色にて行った。マーカーとしては、Dil-acetylated LDLとUEA-1の二重染色を行ない、両者共に陽性の細胞を血管内皮前駆細胞としてカウントした。末梢血中に存在する血管内皮前駆細胞数は、健常人では、2個/μLに対して、G-CSF投与患者では52個/μLと有為に増加していた。また、採取した末梢血造血幹細胞検体中の血管内皮前駆細胞数は、2〜12×10^7個であり、末梢血中のCD34陽性細胞数と緩やかな相関関係を示していた(r=0.501)。
2 血管内皮細胞を用いた血管新生のシグナル伝達の解析:
ヒト血管内皮細胞と繊維芽細胞の共培養法では、Src familyおよびPI3-kinaseの選択的阻害剤であるPP1およびLY294002は、濃度依存性にVEGF刺激による管腔形成を阻害していた。また、p85に対するantisense oligonucleotidesも、VEGF刺激による管腔形成を阻害していた。また、Jak familyの選択的阻害剤AG490ではなくSrc阻害剤PP1のみが、VEGF刺激によるAktのリン酸化を阻害していたことから、VEGF刺激による血管内皮細胞による管腔形成には、Src-PI3-kinase経路が重要である。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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