研究課題/領域番号 |
14571030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
秋澤 忠男 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40102339)
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研究分担者 |
坂口 俊文 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (70343423)
緒方 浩顕 昭和大学, 医学部, 助手 (30296959)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 腎性骨異栄養症 / 2次性副甲状腺機能亢進症 / 副甲状腺ホルモン(PTH) / 活性型ビタミンD / calcium sensing receptor / vitamin D receptor / calcimimetics / apoptosis / 活性型ビタミンDアナログ / Calcium sensing receptor / vitamin D receptro / calciumimetics |
研究概要 |
6分の5腎摘後に高リン・低カルシウム食で飼育し作成した2次性副甲状腺機能亢進症モデルラットを使用し、1.副甲状腺細胞増殖に伴いビタミンD受容体(VDR),カルシウム受容体(CaR)は減少し、とくにCaRの減少は増殖開始後に出現すること。 2.高リン食負荷後早期に増殖抑制因子(P21)は減少、増殖促進因子(TGF-α)は増加し、これらの変化は、副甲状腺細胞増殖、CaRの変化に先立って認められること。 3.活性型ビタミンDアナログ直接注入により副甲状腺細胞の一部にapoptosisが誘導され、副甲状腺細胞のVDR, CaR発現は増加すること、を明らかにした。 次いで、すでに完成した2次性副甲状腺機能亢進症ラットモデルに対し、CaR agonistであるcalcimimeticsの経口投与、および活性型ビタミンDアナログの副甲状腺内直接注入を行い、4.CaR agonistの投与により、PTHは著明に低下し、腫大した副甲状腺で発現の減少していたCaR, VDRのmRNA発現、免疫染色は有意に増加すること。 5.副甲状腺増殖は抑制され、増加していた副甲状腺重量は有意に減少すること。 6.活性型ビタミンDアナログ直接注入でもCaR agonist投与と同様に、副甲状腺重量の減少がみられること、などを明らかにした。以上の研究から、発症・進展途上、あるいは完成された2次性副甲状腺機能亢進症などいずれの病期においても、CaR agonist投与、ビタミンDアナログ副甲状腺内直接投与は2次性副甲状腺機能亢進症に効果をもたらす事実と同時に、その作用機序が明らかとなった。
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