研究課題/領域番号 |
14571051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 香川大学(医学部) |
研究代表者 |
今井 正 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (60176477)
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研究分担者 |
日下 隆 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (50274288)
大久保 賢介 香川大学, 医学部, 助手 (80335851)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 低酸素虚血性脳症 / エダラボン / free radical scaveger / 新生子豚 / 血液濃度 / 遅発性エネルギー障害 / 低体温療法 / 31P-MRS / 新生児仮死 / 遅発性エネルギー代謝不全 / second energy failure / CBF / 多チャンネル近赤外分光測定装置 |
研究概要 |
低酸素性虚血性脳症は、脳性麻痺の主要な原因の1つであり、その病態解明と治療法の確立は重要な問題である。近年、新生児医療において低酸素性虚血性脳症による脳障害を軽減できる可能性のある治療法として、低体温療法や薬物療法が試みられている。エダラボンはフリーラジカルのスカベンジヤーとして知られており、成人患者の脳梗塞後の脳障害軽減目的に使用されている。動物実験でも使用されているが、その投与量が決定されていない。今回至適投与を決定するため、新生仔豚を用いて薬物血中濃度の測定を行った。低酸素虚血負荷より回復30分後に末梢静脈より3mg/kgをゆっくり投与した。血中濃度の測定は投与後5分、15分、3分に施行した。投与5分後(Cmax)のエダラボンの血中濃度は平均1490.37ng/mlで半減期は16.3分であった。この濃度は、成人患者での有効時の血中濃度と同等であり、基礎薬理試験における有効血中濃度の範囲内であるため、新生仔豚では投与量が3mg/kgが至適投与量と思われた。
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