研究課題/領域番号 |
14571108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
井上 郁夫 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (60232526)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | peroxisome proliferator-activated receptor α (PPARα) / PPARγ / CREB-binding protein (CBP / p300) / sterol regulatory element-binding protein-1 (SREBP-1) / coactivator-dependent receptor ligand interaction assay (CARLA) / PPAR / SREBP / liver X receptor(LXR) / FXR(Farnesoid X-activated receptor) / CBP / p300(cAMP response element binding protein binding protein / SRC-1(steroid receptor coactivator-1) / 二次元電気泳動 / PPARα / p300 / SRC-1 / LXR / FXR |
研究概要 |
ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)は、核内レセプタースーパーファミリーの一員である。げっ歯類、ヒトおよび両生類では3種類のPPARが報告されている。PPARαは高脂血症治療剤、PPARγは糖尿病治療剤、最近では、PPARδは抗肥満薬として注目され、PPARを活性化する薬剤は、高脂血症、糖尿病、肥満を同時に治療することが可能となり、国内外にとわず、PPARを活性化する薬剤の探索が盛んに報告されている。しかしながら、従来検討されてきたtransient transfection assay法による薬剤の探索のための転写活性測定法は、多数のリガンドを探索するに多大な労力を必要としていた。そこで、今回我々は、以前からヒトPPAR、LXR、CBP/p300、SRC-1の全長をクローニングしているので、これらを利用し、CBP/p300およびSRC-1などのcoactivatorを介したPPARへのリガンド結合能力のみが評価することが可能なCARLA法の確立を検討した。さらに、ヒトPPARα、PPARδ、PPARγ、CBP/p300、SRC-1、SREBP-1のGFPフージョン蛋白およびHisフージョン蛋白を精製し、それぞれの蛋白・蛋白会合能力の測定を可能にした。さらには、我々の実験結果より、以上のような転写因子が、ダイオキン受容体のようなPASドメインを有する転写因子と、蛋白・蛋白会合能力を有することも明らかとなり、ヒトPPARα、PPARδ、PPARγの転写活性をCBP/p300、SRC-1などのコアクチベターを伴い種々の転写因子が調節し合って、ネットワークを形成していることが判明してきた。
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