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分子レベルからの虚血再還流障害発症機構の解明とその予防法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14571135
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関大阪大学

研究代表者

有吉 秀男  阪大, 医学(系)研究科(研究院), 助手 (60294055)

研究分担者 中森 正二  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (70294080)
池田 正孝  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80335356)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード虚血再還流障害 / 細胞内遊離カルシウム濃度 / bleb / 細胞内pH / NHE / NCE / カルパイン
研究概要

虚血再還流障害成立に特徴的、かつ重要な役割を果たすと考えられているbleb形成の発生機序に付き、我々の開発した閉鎖循環式虚血(再還流)回路を用いヒト臍帯静脈内皮細胞(以下HUVEC)での検討を行った。虚血(再還流)によりbleb形成に先立って局所での細胞内遊離カルシウムイオン濃度(以下[ca2+]i)の上昇が認められたが、この上昇はNa+/H+ exchanger(NHE)阻害剤のamiloride及びEIPA、又Na+/Ca2+ exhanger(NCE)inhibitor阻害剤である3'4'dichlorobenzamil(DCB)の前処置により抑制された。この事から局所的[Ca2+]i上昇における細胞内pHの関与を推測し、細胞内pH指示薬であるSNARF-1を用い、虚血(再還流)に晒されたHUVECでの細胞内pHの変動を共焦点レーザー顕微鏡を用いたdigital imagingにて観察した。この結果細胞内pHは[Ca2+]i低下に先行して低下すること、及び空間的には均一な変化であることが示唆された。これらの結果はbleb形成に対するNHE, NCEの関与を示唆する結果であり、現在その活性化機構に関し解析中である。又[Ca2+]i上昇からbleb形成にいたる過程に関しても平行して検討しており、活性化型カルパインに対する特異的な抗体を用いた検討よりbleb形成部位局所に限局されたカルパイン活性化が明らかにされた。現在、基質、細胞骨格との関連に付き更に検討中である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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