研究課題/領域番号 |
14571209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 周次 九州大学, 大学病院, 助教授 (70274454)
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研究分担者 |
千々岩 一男 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (90179945)
山口 幸二 九州大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50191226)
黒木 祥司 (黒木 祥二) 九州大学, 大学病院, 講師 (30215090)
山口 登喜夫 東京医科歯科大学, 難知疾患研究所, 助教授 (30134745)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ビリルビン / 活性酸素 / 高圧酸素 / 黄疽 / バイオピリン / 過酸化脂質 / アクロレイン / 8水酸化デオキシグアノシン / 黄疸 / 高圧酸素療法 / 酸化ストレス / 尿 / 抗酸化剤 |
研究概要 |
【目的】高ビリルビン血症に対する高圧酸素療法の有用性を、ビリルビン抗酸化作用の観点から検討した。 【方法】黄疽患者15名より血清および尿を採取し、高圧酸素療法前後での血清ビリルビン(BR)、過酸化脂質(MDA)および尿中のビリルビン酸化物(BOM)、8水酸化デオキシグアノシン(8OHdG),アクロレイン(ACR)をそれぞれ測定した。非黄疽患者6名を対照とした。 【結果】黄疽例では高圧酸素療法前後でBR値がそれぞれ8.7±4.1mg/dlと8.3±4.5mg/dl(p=0.99)、BOMが812±703μ g/g cre.と912±753μg/g cre.(p=0.64)であった。8OHdG、ACRに変化はなかった。MDAは3.0±1.0 nmol/molから3.3±1.1nmol/ml(p=0.02)へと有意な上昇を認めた。非黄疽患者のBR、BOMは、高圧酸素療法による影響は認めなかったが、80HdGは15.2±7.4/μg/g cre.から15.7±7.5μg/g cre.に上昇した(p=0.08)。また黄疽例では非黄疽例と比較し、高圧酸素投与前からBOM(p<0.01)、MDA(p=0.07)、ACR(p=0.08)が高値を示した。BRとBOM(y=115x+1.8,r=0.845,p<0.0001),BRとMDA (y=0.189x-52,r=0.794,p<0.0001)、またBOMとMDA(y=0.001x+2.1,r=0.746,p<0.0001)には有意な相関が認められた。 【考察】黄症患者・非黄症患者ともに高圧酸素投与により活性酸素が産生されるが、前者ではその消去にビリルビンの関与が示唆された。黄症患者ではさらに高圧酵素投与前より高活性酸素状態にあり、ビリルビンが既に抗酸化剤として作用していた。
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