研究課題/領域番号 |
14571234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
吉田 和彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (90191577)
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研究分担者 |
三澤 健之 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50260956)
藤岡 秀一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80287284)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 大腸癌 / モノクローナル抗体 / Radioimmunoguided Surgery / 肝転移 / radioimmunoguided surgery |
研究概要 |
ヌードマウスを用いたヒト大腸癌モデルにおいて、腫瘍への集積効果が改善された第二世代のモノクローナル抗体(mAb)CC-49、γ-interferonによるantigen augmentation、さらに指向性の高いγ-detecting probe(GDP)の導入により、radioimmunoguided surgery(RIGS)が実用の域に達しているかを評価した。平成14年度には、皮下腫瘍を作成したヌードマウスにI-125を標識したmAb H-15を静脈内投与し、指向性の高い術中操作用GDPである"Navigator"を体外から当て、心臓領域(前胸部)をblood backgroundとし、皮下腫瘍の放射能を連日7日間測定した。皮下腫瘍:心臓領域比は1日目から7日目まで増大傾向を示した。平成15年度には第二世代のmAb CC-49とmAb H-15の集積の比較を行った。MAb H-15投与群に比較してmAb CC-49投与群の集積に高い傾向が認められたが有意差はなかった。平成16年度にはHuman gamma interferon(hγIFN)によるantigen augmentationの効果に関する研究を行った。CC-49単独投与群に比較して、hγIFNの投与も加えた群の集積が高い傾向が認められたが有意差はなかった。 以上、新世代のmAb、指向性高いGDP、antigen augmentationの導入により、RIGSは実用化に一歩近づいたと考える。しかし潜在転移の発見率は高めるためには、周囲組織のbackgroundを十分に凌駕する特異性の高いmAbの開発、γ-emissionがより強いI-131の応用など、さらなる改良が必要である。
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