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内視鏡的粘膜切除術とセンチネルリンパ節転移に対する遺伝子治療による早期胃癌治療

研究課題

研究課題/領域番号 14571239
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

松倉 則夫  日本医大, 医学部, 助教授 (70124427)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード遺伝子治療 / 自殺遺伝子 / 早期胃癌 / センチネルリンパ節
研究概要

日本の胃癌治療は世界で最も進んでおり、他の消化器癌にさきがけて治療ガイドラインも公表されている。これからの胃癌治療は個別でかつ低侵襲が求められる。今後急速に進む高齢化に伴い合併症で胃癌手術困難な症例、手術侵襲によりQOLの著しい低下が懸念される症例の増加が予想される。早期癌を全て低侵襲な内視鏡下に治療できれば、Stage分類別胃癌治療に新しいツールを提供できる。
これまでの実験から、内視鏡下に自殺遺伝子をアデノウイルスベクターで(Ad. HSV-TK)穿刺針を用い原発巣に導入すると、速やかに遺伝子が胃所属リンパ節に流れることが判明し、その後ガンシクロビルを静注すると治療8日目までに、所属リンパ節の完全な変性が生じた。遺伝子治療により原発巣の変性が約一ヶ月を要するのに比し、リンパ節変性は早期に組織変性を起こす。この際、センチネルリンパ節にまず遺伝子が導入されるが、どの程度の量の遺伝子(pfu)の投与で何群の所属リンパ節にまで遺伝子が導入されるかといった、ヒトへの臨床応用で必要となるデータの収集を開始した。更に、高力価かつ高用量のAd. HSV-TK投与ガンシクロビル治療では肝障害にも注意を払う必要があり、肝障害を起こさず目的のリンパ節への遺伝子導入が可能となるドーズを設定中である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] N.Matsukura, et al.: "Association between Helicobacter bilis in bile and biliary tract malignancies"Jpn J Cancer Res.. 93. 842-847 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] N.Matsukura, et al.: "Helicobacter pylori infection, mucosal atrophy and intestinal metaplasia in Asian population"Helicobacter. 8(in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] N.Matsukura, et al.: "Genetic differences in interleukin-1 β polymorphisms among four Asian populations"J Exp Clin Cancer Res.. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] N.Matsukura, et al.: "Gene amplification profiling of esophageal squamous cell carcinomas by DNA array CGH"Boichem Biophys Res Commun. 296. 152-155 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松倉 則夫: "Helicobacter pylori感染と関連疾患-そのメカニズムとH-pyloriの除菌効果-"癌と科学療法. 29. 1341-1349 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松倉 則夫 その他: "胆道系良・悪性疾患と胆汁中Helicobacter bilis"日ヘリコバクター会誌. 4. 4-5 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 松倉 則夫: "最新消化器内視鏡治療"先端医療技術研究所. 439 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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