• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血管壁へのウイルスベクターを用いない遺伝子導入法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14571272
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関九州大学

研究代表者

帯刀 英樹  九大, 医学部附属病院, 助手 (40343321)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード冠動脈バイパス手術 / 遺伝子療法 / MCP-1 / 静脈グラフト
研究概要

本研究の目的は、心臓血管外科領域において中心となる手術のひとつである冠動脈バイパス手術術後の静脈グラフト閉塞に対する安全で且つ導入効率の高い遺伝子導入法の開発と治療法への応用を実施することである。ウイルスベクターを用いない方法で導入効率の高い遺伝子導入法を行うことが最終目標であるが、第一段階として比較となるウイルスベクターの静脈グラフトへの導入効果の確認と本施設にて報告してきた血管炎症初期に認められる単球の遊走を阻害する変異型MCP-1遺伝子が静脈グラフト閉塞抑制効果を有するかの確認を行った。
成犬の大腿静脈を静脈グラフトとしてex vivoでアデノウイルスを用いて変異型MCP-1遺伝子を導入した後、大腿動脈に移植した。静脈グラフト移植期間は1ヶ月で移植後のマクロファージ等の炎症細胞浸潤、血管内膜肥厚と平滑筋細胞の増殖を組織切片にて行った。内膜外膜比の測定による内膜肥厚の程度、免疫組織染色による炎症細胞浸潤数と細胞増殖の程度は、変異型MCP-1遺伝子を導入することで有意に抑制された。
成犬の大腿静脈をグラフトとして大腿動脈に移植するモデルで変異型MCP-1遺伝子導入効果の確認が得られたことから、第二段階として現在、ウイルスベクターを用いず組織に電場をかけて遺伝子を導入するelectroporation法での導入効率の検討を行っている。電場強度、刺激回数の調整を行い導入効率とともにelectroporation法に伴う細胞障害の程度から至適条件を検討中である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi