研究課題/領域番号 |
14571334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
松野 彰 帝京大学, 医学部, 助教授 (00242058)
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研究分担者 |
田中 秀樹 帝京大学, 医学部, 助手 (50276713)
片山 晴子 帝京大学, 医学部, 助手 (40307187)
長島 正 帝京大学, 医学部, 教授 (70217991)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 成長ホルモン / 分泌 / 小胞輸送 / Rab3B / SNAP-25 / syntaxin / GFP / アンチセンス |
研究概要 |
我々は、ラット下垂体細胞を用いてGHRHとSRIFの投与下においてRab3BとSNARE機構を構成するSNAP-25、syntaxinとの関連について検討した。GH、Rab3Bの免疫組織化学二重染色の共焦点レーザー顕微鏡による観察では、GHRH投与下でGHの染色性の減少とRab3Bの染色性の増加、SRIF投与下でGHの染色性の増加とRab3Bの染色性の低下を認め、Rab3BはGHを取りまくように存在することが示された。Rab3BとSNAP-25、syntaxinとの免疫組織化学二重染色の共焦点レーザー顕微鏡による観察では、対照群に比しGHRH投与下でRab3BとSNAP-25、syntaxinの共存が見られるようになりSRIF投与下でこれらの共存が減退することが示された. 異なる蛍光波長を持つgreen fluorescent protein(GFP)でGHとRab3、syntaxin、SNAP-25の細胞内動態を同一細胞内で観察した。ラットGHのcDNAとラットRab3BのcDNAに対して制限酵素サイトをPCRに付加し組換えを行い、2種類のGFPと融合させた。これらのGHとRab3Bの組換えcDNAを、ラット下垂体細胞株であるGH3細胞に導入した。GHとRab3Bの発現をおのおの同一生細胞内でリアルタイムに共焦点レーザー顕微鏡下に観察した。GH分泌の初期よりRab3Bが関与していることが明らかになった。syntaxin、SNAP-25についても同様の実験を行い、GH分泌の最後の過程でsyntaxin、SNAP-25が関与していることが明らかになった。 また、Rab3Bの発現抑制によりRab3Bを抑制することにより、GHの細胞内輸送と分泌が阻害されることを確認した。
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