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DNAマイクロアレイによるインターフェロン抗脳腫瘍効果に果たすシグナル伝達の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14571339
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

高橋 弘  日本医科大学, 医学部, 教授 (30150741)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードDNAマイクロアレイ / インターフェロン / 抗腫瘍効果 / シグナル伝達 / 悪性グリオーマ / RT-PCR / クラスタリング
研究概要

悪性脳腫瘍において,インターフェロンのレセプターからのシグナル伝達に関与する可能性のある遺伝子の発現プロファイルを解析するために,DNAマイクロアレイを用いた解析を施行した。摘出手術により得られた悪性グリオーマ組織のmRNAを抽出。抽出されたmRNAはサンプルの遺伝子発現状況を反映することから、このmRNAを鋳型として合成し、蛍光標識した一本鎖cDNAプローブをターゲットにハイブリダイズした。ターゲットは主としてインターフェロンのレセプターからのシグナル伝達に関連する遺伝子のPCR産物を用いた。この際、コントロールとしての非腫瘍部のmRNAの代わりに、一般に入手可能な複数のヒト正常脳組織からmRNAを抽出して使用した。その結果、以下の結論が得られた。
1.悪性グリオーマgrade 2,3,4における遺伝子発現を、マイクロアレイで比較検討した結果、p<0.05で有意な発現変化が11遺伝子で認められた。P<0.1では、32遺伝子に発現変化が認められた。
2.grade 4では、全体的に遺伝子発現レベルは抑制傾向にあり、特にインターフェロン関連遺伝子の発現が抑制された。
3.有意な発現変化がみられた11遺伝子のクラスタリングの結果、発現パターンは大きく3分され、grade 4の中に、grade 3とあまり変わらないパターンを示す群と、大きく変化する群があることが分かった。
4.さらに、二次元で再クラスタリングを施行したところ、選択された6遺伝子でも上記と同様の結果が得られることが判明した。
5.有意な発現変化が認められた11遺伝子の中で、検索可能であった10遺伝子についてRT-PCRによる実際の発現を解析したところ、いずれもマイクロアレイの結果とよく相関する結果が得られた。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] cDNA microarrayを用いた悪性神経膠腫の遺伝子発現プロファイル;脳腫瘍の診断と治療-最近の研究動向-2005

    • 著者名/発表者名
      高橋 弘 他
    • 雑誌名

      日本臨床 63・9

      ページ: 515-519

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Gene expression profile of malignant glioma using cDNA microarray ; diagnosis and treatment of brain tumor-modern study tendency-2005

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Takahashi, et al.
    • 雑誌名

      Nihon Rinsho 63(9)

      ページ: 515-519

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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