研究課題/領域番号 |
14571381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
田中 浩 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50197464)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 末梢血幹細胞 / 骨髄間質細胞 / ES細胞 / 軟骨細胞 / 骨芽細胞 / 軟骨再生 / 骨形成 / 遺伝子発現 / 抹消血幹細胞 / 成長因子 / 末梢血管細胞 |
研究概要 |
1、骨芽細胞への分化に関する研究 (方法)ラットより末梢血及び骨髄液を採取し培養した。コンフルエントに達した後継代し、デキサメサゾン、BMP、bFGFを作用させた。これらの細胞に対しアルカリフォスファターゼ染色を行った。また、細胞よりtotal RNAを抽出し、骨基質蛋白(アルカリフォスファターゼ、タイプ1コラーゲン、オステオポンチン、オステオカルシン)およびハウスキーピング遺伝子(GAPDH)の遺伝子発現をRT-PCR法にて解析した。 (結果)骨髄間質細胞では、デキサメサゾンやBMPを加えることにより、アルカリフォスファターゼ染色陽性細胞が多数みられたが、末梢血由来細胞では、いずれの処理においても陽性細胞はみられなかった。さらに骨髄間質細胞では、これらの処理により骨基質蛋白遺伝子の発現が増加した。末梢血由来細胞における骨基質蛋白遺伝子の発現はわずかにみられるのみであった。 2、軟骨細胞への分化に関する研究 (方法)ラット由来の末梢血由来細胞、骨髄間質細胞、線維芽細胞およびES細胞を遠心管培養法、高密度培養法など三次元構造を維持する方法にて培養した。これらの培養法に対しデキサメサゾンや成長因子(BMP、TGF-b)を作用させ、3週まで培養した。これらの細胞を包埋切片とし、アリューシャンブルーにて染色し、軟骨基質の産生について組織学的に評価した。 (結果)骨髄間質細胞、線維芽細胞およびES細胞では、これらの培養法により、アリューシャンブルーにて染色される基質を有する軟骨様の組織がみられたが、末梢血由来細胞では、いずれの処理においてもこれらの所見はみられなかった。
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