研究課題/領域番号 |
14571401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
仲尾 保志 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30188883)
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研究分担者 |
西脇 正夫 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90296640)
高山 真一郎 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (40138045)
岡野 ジェイムス洋尚 (岡野 ジェームス洋尚) 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90338020)
森沢 妥 (森澤 妥) 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60306751)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | Schwann細胞 / 人工神経 / 神経移植 / 組織工学 / 再生医学 / 末梢神経 / ティッシュエンジニアリング |
研究概要 |
神経栄養因子遺伝子を導入したSchwann細胞を3次元的に共重合体チューブに封入したハイブリット型人工神経を作製し、その神経誘導能をラットモデルで組織学的に評価した. 生後3日ラット坐骨神経から単離培養したSchwann細胞に、アデノウィルスを用いて神経栄養因子(BDNF、CNTF、NT3)遺伝子を導入した(コントロールはGFP).In vitroの検証として、各Schwann細胞の培養上清(3週)を後根神経節と培養し、神経節からの軸索の伸展距離を比較検討した。次にこの活性型Schwann細胞をゲルに包埋してカプロラクトンとポリ乳酸の共重合体のチューブに封入し、ラット坐骨神経の15mm欠損に移植、12週で、組織学的検討を行った. 神経節の軸索伸展距離(μm)は、BDNF^*118±50、CNTF^*130±52、NT3 99±38、GFP62 ±14で、神経線維密度(数/mm^2)はBDNF^*17513±1833、CNTF^*15011±3400、NT3 9573±1495、GFP9305±2893、総神経線維数はBDNF^*3887±767、CNTF2453±1215、NT3 1989±1597、GFP1470±276であった.遺伝子導入Schwann細胞からの軸索伸展が著しいことから、導入Schwnn細胞からの神経栄養因子の分泌が増強しているものと思われた.また移植実験で、BDNF遺伝子導入Schwann細胞を封入した人工神経は、特に高い神経誘導能を有していることが判明した.
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