研究課題/領域番号 |
14571450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 大分大学 (2003) 大分医科大学 (2002) |
研究代表者 |
山本 一嗣 大分大学, 医学部, 助手 (80295188)
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研究分担者 |
岩坂 日出男 大分大学, 医学部, 助教授 (90175216)
北野 敬明 大分大学, 医学部, 助教授 (20211196)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | パラコート / Hsp47 / 肺線維症 / コラーゲン / HSP47 / 肺線維化 / 線維化 / HSP / アンチセンス |
研究概要 |
熱ショック蛋白質47(HSP47)はコラーゲンによる線維化のために必須の分子シャペロン蛋白質と考えられている。HSP47が存在しない状態ではコラーゲン線維として組織の線維化をきたすことはできずにコラーゲン蛋白は排除されてしまう。従って肺の線維化が病的問題となるパラコート中毒のような状態では線維化をHSP47の発現を抑制することで、その結果として中毒による死亡を減少できる可能性がある。まず肺の線維化にHSP47が関係しているか、否かをパラコート投与ラットモデルで確認した。その結果、肺組織においてもHSP47の発現に一致してコラーゲンの発現が生じることがNorthern blot法を用いて遺伝子レベルでも確認でき、組織での免疫染色においても確認できた。そこでHSP47の蛋白発現を抑制するためにHSP47アンチセンスを作成した。このアンチセンスはin vitroにおいてヒト肺胞上皮細胞由来のA549細胞をLPSで刺激した場合のHSP47発現を抑制し、その結果としてのコラーゲン発現も抑制することが確認できた。パラコート投与ラットモデルでHSP47アンチセンスを投与した結果、肺線維化を抑制することが可能であり、生存率も向上させることができた。この結果は救急中毒領域で多い、パラコート中毒患者の生存率向上に将来的に繋がる可能性を示唆しているものと考えられる。
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