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妊娠時のインスリン抵抗性惹起因子の同定:脂肪組織の関与

研究課題

研究課題/領域番号 14571554
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関三重大学

研究代表者

杉山 隆  三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (10263005)

研究分担者 日下 秀人  三重大学, 医学部附属病院, 助手 (70332715)
豊田 長康  三重大学, 医学部, 教授 (40126983)
研究期間 (年度) 2002 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードインスリン抵抗性 / 妊娠 / アデイポネクチン / 脂肪 / アデイポサイトカイン / マウス / 脂肪細胞 / adipocytokine / adiponectin / resistin
研究概要

妊娠後半期においてヒトおよび齧歯類においてインスリン抵抗性の生じることは明らかとなっているが、その機序については依然解明されていない。本研究では妊娠時のインスリン抵抗性に関与する因子を同定することが目的である。最近2型糖尿病や肥満のインスリン抵抗性に関与する因子がいくつか同定されており、その中でもアデイポネクチンの低下がインスリン抵抗性に関与することが報告されている。今回我々は、妊娠マウスを用いてアデイポネクチンの遺伝子発現と血中レベルを検討した結果、妊娠末期に本遺伝子発現および血中のレベルの低下を明らかにすることができた。すなわち、非妊娠マウスを対照とした場合、妊娠15および18日目において、血中アデイポネクチン値および腹腔内脂肪組織におけるアデイポネクチンmRNAレベルの低下を認めた。また脂肪細胞の大きさは妊娠末期において初期よりも大ききなることも証明し、肥満や2型糖尿病の際の病態に類似することが判明した。すなわち本結果は妊娠末期のインスリン抵抗性の機序にアデイポネクチンの発現低下が関与する可能性を示唆するものである。本結果をまとめて論文を作成し、論文発表した。
また現在マイクロアレイを用いて妊娠時に変化する遺伝子群を解析中である。昨年、人員の減少により実験を行う時間が制限されたが、今後、妊娠末期においてアデイポネクチン遺伝子の発現調節因子を調べるために、in vivoおよびin vitroで各種妊娠性ホルモンの影響を検討したい。さらに遺伝子発現調節の機序を調べるために、培養細胞を用いてレポーターアッセイも行い、アデイポネクチン遺伝子調節の機序につき検討したい。

報告書

(5件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Adiponectin mRNA levels in parametrial adipose tissue and serum adiponectin levels are reduced in mice during late pregnancy2004

    • 著者名/発表者名
      Kondo E, Sugiyama T, Kusaka H, Toyoda N
    • 雑誌名

      Hormone and Metabolic Research 36

      ページ: 465-469

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要 2004 実績報告書
  • [文献書誌] Kondo E, Sugiyama T, Kusaka H, Toyoda N: "Adiponection mRNA levels in parametrail adipose tissue and serum adiponectin levels are reduced in mice during late pregnancy"Hormone and Metabolic Research. (in press). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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