研究課題/領域番号 |
14571573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
吉永 光裕 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教授 (00221672)
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研究分担者 |
池田 敏郎 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40315437)
川俣 和弥 国立循環器病センター, 厚生技官
三谷 穣 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90325788)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 再生医療 / 幹細胞移植 / 炎症 / 臓器再生 / 移植 / 炎症反応 / 幹細胞 |
研究概要 |
目的 炎症は本来体外からの侵入物に対する生体防御反応であるが、過剰な反応は時として臓器を傷つけてしまう。しかし、炎症反応は同時に臓器再生の初期反応でもあり、以後の反応を含めた再生プロセスがヒトでは充分に働かないため臓器の再生へとつながらない可能性がある。本研究はこのような観点に立ち、炎症反応と関連した形で起きる傷害反応と再生反応の解析を行い、そのバランスを調節することにより傷害を軽くし、再生を起こりやすくする。そしてこの生体内の再生能力に沿った形で外来性に幹細胞を導入してやることで、通常は十分に起きない臓器再生を可能にしようというものである。 方法、結果 本研究において、比較的臨床応用までの距離が短いと考えられる組織構築をあまり要求されない臓器の再生を試みた。具体的には、我々は膵ランゲルハンス島の人工的な分化の確立を試みた。 どのような条件下で効率よくβ細胞への分化が誘導できるのかを検討するため、C57/BL6マウスおよびApoEKOマウスそれぞれ8週齢をrecipientとし、GFPマウスをdonorとして、骨髄移植を行った。それぞれのrecipientには骨髄移植前にあらかじめ致死量の放射線照射を行った。一年以上の飼育の後、それぞれのrecipientマウスの膵臓を摘出、凍結切片を作成し染色を行った。膵ランゲルハンス島の観察のため、インシュリン・グルカゴンを蛍光免疫染色で染色した。 それぞれのrecipientマウスの膵にはGFPマウス骨髄由来の細胞が導入されていたが、ApoEノックアウトマウスにおいて著明であり、さらに、GFP蛍光を発する同部位より蛍光染色により発色させたインシュリン・グルカゴンが認められることから、GFP由来骨髄細胞は、好炎症反応性のあるApoEノックアウトマウスに膵β・α細胞へと誘導されやすいことが示唆された。
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