研究課題/領域番号 |
14571589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
石塚 文平 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80097336)
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研究分担者 |
代田 琢彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (30308457)
三室 卓久 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (40209854)
伊藤 正則 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (30257349)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 早発閉経 / 卵巣 / 遺伝子 / XOマウス / 早期閉経 |
研究概要 |
(1)POFを呈する女性62名及び正常な排卵周期を示す女性15名から採血した後、血液の一部を用いてリンパ球からDNAを抽出した。しかし、得られたDNAの純度や抽出効率等に問題があることが解った。そこで、数種の市販キットを用いて、比較検討した結果、Puregene^<TM>(Gentra systems)によるDNA抽出が最良であることが解った。 (2)上記の方法で抽出したDNAを用いて、FMR1遺伝子をPCRで増幅した後、その産物をEcoR1で消化し、次にSourthern blotを行った。その結果、POF62症例のうち、3症例で分子量が異なる2つのFMR1 subtypesが存在することが判明した。さらに、分子量が大きいsubtypeはCGGの3塩基のリピート数が50〜200で、通常のリピート数(20〜30)よりも大きかった。従って、上述したFMR1遺伝子の分子量の違いの原因の1つが3塩基のリピート数の相違であることを明らかにした。また、この他の原因として、FMR1遺伝子の上記以外の変異が考えられるので、現在、SSCP法によって変異の有無を検討している。加えて、FMR1遺伝子の全塩基配列の決定を試みている。 (3)(株)実験動物中央研究所からクローン由来のIQI系XOマウスが供与された。このマウスを効率良く繁殖させる方法を検討し、得られた産仔を用い、現在、発生過程における卵胞の発育と成熟及び性ステロイドホルモン分泌の変化を調べている。 (4)排卵時のサージに相当するLHはメラトニンの合成と放出に顕著な影響を及ぼさなかったが、これよりも低濃度のLHはメラトニンの合成と放出を促進した。一方、GnRHは調べた全ての濃度でメラトニンの放出を促進したが、合成に対しては影響を及ぼさなかった。
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