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先天性形態異常における発症機序の解明と遺伝子診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 14571711
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形成外科学
研究機関東京大学

研究代表者

大橋 克巳  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60233235)

研究分担者 徳永 勝士  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40163977)
中北 信昭  北里大学, 医学部, 助教授 (40180260)
高戸 毅  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
須佐美 隆史  東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (80179184)
酒井 直彦  北里大学, 医学部, 講師 (10265639)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード形態形成 / 口唇口蓋裂 / MSX1遺伝子 / MSX2 / Case Control Association Study / Case-Control Association Study / 遺伝子
研究概要

頭蓋骨早期癒合症、口唇口蓋裂、多合指症などの先天形態異常は環境要因と遺伝要因が互いに影響しあういわゆる多因子遣伝疾患としてとらえられている。脊椎動物のホメオボックス遺伝子は形態形成ににおける時期および部位特異的に発現をすることから形態形成を制御する転写制御因子群をコードする遺伝子群であると考えられている。
今回の研究で我々は日本人口唇口蓋裂患者において感受性候補遺伝子のうち手指や顎顔面形態異常における原因遣伝子であると考えられているホメオボックス遺伝子であるMSX1についての多型解析を行った。MSX2についても検討したが、ノックアウトマウスによる発現解析の報告結果より口唇口蓋裂への関与の可能性が低いと考えられるため多型解析は行わなかった。
研究の対象は非血縁の日本人口唇口蓋裂患者142検体(内訳;口唇裂55検体、口唇口蓋裂59検体、口蓋裂28検体)、コントロール群として非血縁の日本人健常者96検体とした。実験方法としては、疾患群から計48検体、コントロール群から16検体について多型スクリーニングを行い、出現頻度が1割を越える各多型について残りの検体すべてにダイレクトシークエンス法による遺伝子型のタイピングを行った。この結果を基に疾患群とコントロール群との各多型毎のアリル頻度において統計学的解析を行い、MSX1の疾患関連性を検討した(Case-Control Association Study)。その結果、MSX1遺伝子の3'UTR(非翻訳領域)に存在する^*71C<Tにおいて左側口唇裂群と疾患関連性を有する可能性が示唆された。同時に、連鎖不平衡解析により同多型の近傍の領域に、疾患関連牲をもつ多型が存在する可能性も示唆された。この多型は先行研究においてコーカシア人にほとんど検出されない多型であるが、日本人において出現頻度が1割を越えていた。またコーカシア人口唇口蓋裂、口蓋裂と疾患関連性があるとされている330C>Tにおいては日本人では疾患関連性を示さなかった。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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