• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細胞外基質の老化が骨芽細胞の分化に与える影響の遺伝子発現解析

研究課題

研究課題/領域番号 14571779
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関日本大学

研究代表者

川良 美佐雄  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (20147713)

研究分担者 安孫子 宜光 (我孫子 宜光)  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050086)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードMC3T3-E1 cells / H2O2 / Bone Nodule Formation / gene expression / Free Radical / H_2O_2 / 細胞外基質 / 老化 / 骨芽細胞 / マイクロアレイ / 活性酸素 / マイクロアレイ解析
研究概要

骨のリモデリング機能は加齢によって低下するため,生体の加齢に伴う骨芽細胞の機能低下が骨の老化変化に大きく関与しているものと思われる。そして,このような退行性の病態過程におけるこれら歯周組織の変化あるいは組織再生時に関与する生体成分の役割については不明な点が多い。そこで,老化の重大な因子である活性酸素で処理した骨芽細胞あるいはコラーゲンやフィブロネクチン細胞基質の老化モデルを応用して、マウス由来骨芽細胞様細胞MC3T3-E1細胞の未分化間葉細胞から骨芽細胞への分化そして骨形成に至るプロセスに与える影響について遺伝子発現とともに検討を加えた。芽細胞様細胞MC3T3-E1細胞を活性酸素を作用させた状態で培養を続けると,明らかに石灰化様物質の沈着が減少した。また,骨芽細胞の重要機能であるアルカリフォスファターゼやオステオカルシン,タイプ1コラーゲンの遺伝子発現が抑制されていた。このことは,老化という環境は正常な骨芽細胞を遺伝子発現レベルから変化させていることを現しており,細胞外基質の老化が骨芽細胞の性質変化に大きく関与していることが考えられる。これらゲノムバイオロジー技術を応用した本研究の推進によって老化が与える未分化間葉系細胞の骨芽細胞への分化、骨形成課程の抑制に関連する遺伝子を未知遺伝子を含めて同定することが可能となる。本研究成果によって老化による顎堤の退行性変化を抑制あるいは積極的な再生を期待できるような生命科学的アプローチによる補綴歯科医療の糸口がえられる。歯科医学領域におけるテーマとして補綴学への応用を取りあげ、顎骨組織の老化に伴う特異遺伝子の探索、そして骨組織再生に貢献する遺伝子の探索は最重要であり、今後の歯科医学に多大な貢献が果たせるものと考える。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Reduced Bone nodule formation in MC3T3-E1 by hydrogen peroxide2005

    • 著者名/発表者名
      Yoko Tanaka
    • 雑誌名

      International Journal of Oral-Medical Science (発表予定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi