研究課題/領域番号 |
14571839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
関田 俊明 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90236092)
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研究分担者 |
鈴木 哲也 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (60179231)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 義歯安定剤 / 全部床義歯 / 動揺量 / 咀嚼 / 加速度センサ |
研究概要 |
最初に全部床義歯の動揺、衝撃力を計測するために、小型加速度センサを用いた2次元変位量計を試作し精度検定を行い、以下の結論を得た。 1.2軸加速度センサADXL202(Analog devices, Inc.),センサ制御部に(peripheral interface controller)、チップ抵抗、チップコンデンサより構成され非常に小型で廉価な測定システムである。 2.システムの較正に重力を使うため、高価な較正装置の必要がない。 3.サンプリング周波数は72.5Hz、測定精度は重力を利用した較正法では3%レーザ変位計による最小2乗法を用いた系全体の較正では0.5%となった(P-P値、4.5Hz正弦波)。 次に義歯安定剤の効果を調べるために、全部床義歯の動揺量、回転量を計測し検定を行った。被験者は東京医科歯科大学義歯科に義歯の維持・安定の不良を主訴に来院した患者にインフォームドコンセントを行い、研究の趣旨に同意した6名を用いた。新旧上下顎全部床義歯にクリームタイプの義歯安定剤を塗布し、ピーナッツ(1粒)、カマボコ(10×10×10mm)、レーズン2粒を咀嚼させ、義歯の動揺量、回転量および咀嚼機能を測定した。その結果、以下の結論を得た。 1.義歯安定剤を塗布すると新旧義歯とも義歯の動揺量は減少する傾向を示した。すべての食品間で新旧義歯にその効果に有意差は生じなかった。 2.同様に義歯安定剤を塗布すると新旧義歯とも義歯の回転量は減少する傾向を示した。すべての食品間で新旧義歯にその効果に有意差は生じなかった。 3.3種の義歯安定剤の塗布条件下で、各咀嚼周期に有意差は生じなかった。 4.上下顎義歯に義歯宥定剤を塗布すると有意に咀嚼時間が減少した。 以上の結果より、義歯安定剤は義歯の動揺量と回転量を減少させ、咀嚼機能の向上に有効であることが示唆された。
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