研究課題/領域番号 |
14571851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂井 貴子 九州大学, 病院, 講師 (60128022)
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研究分担者 |
松尾 拡 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (70238971)
小林 家吉 九州大学, 大学院・歯学研究院, 講師 (40243951)
坂井 英隆 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (80136499)
寺田 善博 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (30038898)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 加齢変化 / 歯周組織 / アポトーシス / BrdU / TUNEL / SMP-30 / cDNA subtraction / 加齢 / 老化遺伝子 |
研究概要 |
我々はこれまでに、歯周組織における細胞増殖活性と細胞死をBrdUおよびTUNEL染色により検索し、アポトーシスによる粘膜下組織における細胞の著名な減少が生後20週以降に起こるとこを明らかにした。この結果に基づき、生後3週齢から70週齢までの雄C3Hマウスの下顎第一臼歯の歯周組織、頬粘膜、舌粘膜、唾液腺、皮膚、腎臓および肝臓におけるBrdUおよびTUNEL陽性細胞の変動を検索し、歯肉、頬粘膜、皮膚、毛嚢の上皮層におけるBtdU陽性細胞が生後30週以降に起こる事、TUNEL陽性細胞の増加が生後20週以降の歯肉粘膜下結合組織、および顎下腺漿液性、粘液性腺房細胞に起るとがわかった。以上から、歯肉組織における加齢に伴う細胞増殖活性の低下と、細胞死の増加は、加齢に伴う歯肉の退縮、およぴ生体防御機構をはじめとする機能的変化と関連していることが示唆された。 Senecentmarker protein-30(SMP-30)は加齢変化に伴い発現する因子で、脳や肝臓に発現しており、アポトーシスに対する抵抗性を示す因子として知られている。われわれは生後15週例のマウス歯肉組織においてSMP-30が発現していることをRT-PCR法により確認した。また生後10週例と15週例のマウス歯肉において差異的に発現する遺伝子をcDNA subtraction法により解析し、10週例に68個、15週例に51個の差異的発現遺伝子を見出した。これらの遺伝子の発現と歯肉組織におけるアポトーシスの変化との関連について、分子レベルでの解析を現在進めている。
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