研究課題/領域番号 |
14571914
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
山内 智博 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60328276)
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研究分担者 |
片倉 朗 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (10233743)
柴原 孝彦 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (50178919)
村松 敬 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00276982)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 口腔癌 / 前癌病変 / 白板症 / Doc-1 |
研究概要 |
I.Doc-1タンパク質の発現状況 ヒト白板症40例を用いて、Doc-1タンパク質の発現状況について異型上皮を中心に検討した。 1.実験方法 1)Western blotting 採取した組織をRIPI buffer中で粉砕し遠心分離する。上世をポリアミドゲルを用いSDS-PAGEを行う。ゲル状のタンパク質をPVDF膜に転写し、アルカリフォスファターゼ検出法によりDoc-1タンパクの有無・減弱の確認を行った。コントロールには抗アクチン抗体を用いた。 2)免疫組織化学染色 採取した組織を凍結切片にし間接蛍光抗体法に準じて、一次抗体として抗マウスDoc-1ポリクロナール抗体を反応させ、FITCを用いた標識二次抗体で一次抗体を検出した。 2.結果・考察 ・経過観察中に癌化した症例は、実験1,2とも陽性であった。 ・経過観察中に病変に変化がなかった症例は、実験2のみ陽性であった。 ・経過観察中に病変内で異形成が進んだ症例は、実験1,2で結果に傾向は認められなかった。 以上から、ヒト白板症において初診時あるいは経過観察中の生検でWestern blotting・免疫組織化学染色でDoc-1タンパクが認められた場合は、異形成が進行し癌化する可能性が高いことが示唆された。 II.白板症患者の唾液中のサイトカインの変化 ヒト白板症32例の全唾液中のIL-6,8を測定し健常者のそれと比較した。 1.実験方法 ELISA法を用いた。 2.結果・考察 白板症患者では健常者に比べて有意差をもってIL-8の上昇が認められた。
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