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顎関節症患者におけるストレス因子の検討(唾液中chromogranin Aについて)

研究課題

研究課題/領域番号 14571930
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

有家 巧  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70184281)

研究分担者 覚道 健治  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (30131379)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード顎関節症 / ストレス因子 / 唾液 / ストレス
研究概要

本研究では顎関節症患者におけるストレスの影響を解明すべく,精神的ストレスを与えた際のchromogranln A(CgA)の変動様相を健常ボランティアのものと比較検討した.
対象:本研究の目的および方法を説明し,同意の得られたボランテイア5名(男住4名,女性1名)および筋症状を有する顎関節症患者8名(男性2名,女性6名)である.
実験方法:暗算法による精神的負荷を10分間与えた.負荷前,負荷中および負荷後の唾液を5分間隔で採取し,唾液CgAを測定した.安静時ならびに負荷後CgA値上昇ピーク時における顎関節症患者群と対照群間の統計学的検定をMann-Whitney's U testで,また負荷中の唾液タンパク1mg中のCgAモル数変動様相をKruskal-Wallis testを用い危険率5%と設定し行なった.なお,健常者群と顎関節症患者群間の唾液中CgA値上昇ピークまでの時間の比較をKaplan-Meier(Product-Limit)methodを用い行なった.
結果:唾液タンパク1mg中のCgAモル数を測定したところ,安静時では顎関節症群で3.441±1.750pmol,対照群で0.955±1.217pmolと有意差(p=0.0424)を認めたものの,負荷後CgA値上昇ピーク時には,顎関節症群で5.129±3.088pmol,対照群で5.765±7.646pmolと有意差(p=0.3798)を認めなかった.一方,負荷中の唾液タンパク1mg中のCgAモル数の経時的変化は顎関節症群では負荷後3分に,対照群では負荷後8分にCgAモル数ピークを認め,唾液中CgA値上昇ピークまでの時間が顎関節症群では短くなる傾向がみられた.これらのことにより,顎関節症群では精神的ストレスに対する抵抗性の減弱が疑われ,日常生活での精神的ストレスに対する感受性が上昇していることが推測された.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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