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歯の圧下移動による支持歯槽骨の増加についての術式開発に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14571973
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

中村 芳樹  鶴見大学, 歯学部, 講師 (10097321)

研究分担者 野田 晃司  鶴見大学, 歯学部, 助手 (10148059)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード歯の移動 / 圧下移動 / 歯槽骨 / マイクロCT / テトラ サイクリン / テトラサイクリン
研究概要

歯の圧下移動は歯を歯槽骨内に圧入する歯の移動様式であり、実際の矯正臨床では2-4mmの歯の圧下が可能と言われている。このような圧下の際の歯槽骨頂は歯の圧下と共に下がっているようにみえ、歯の圧下が支持歯槽骨の増加をもたらすとは言い難い。本研究では、歯の圧下移動を行い、その際の歯槽骨頂の吸収に関与すると思われる歯肉付着部および歯槽頂線維群のセプトトミーを行い、セプトトミーの歯槽骨頂への影響をデンタルX線、マイクロCT観察および骨の改造について検討した。実験動物としてビーグル犬を用い、その下顎第3小臼歯の圧下を行った。圧下移動を行わなかったコントロールでは歯槽骨は全歯根を囲むように観察された。圧下移動を行うと、被移動歯は2mm程度根尖側に頬側移動を伴って移動した。舌側歯槽骨頂は歯の移動とともに下方に移動したが、骨頂の位置はコントロールと同じであった。頬側の歯槽骨頂は歯頚部よりかなり下方に位置し、歯槽骨の高さの減少が認められた。歯槽頂線維群の切断を行った群では、圧下単独群と比較して歯槽骨の形態が異なっていた。すなわち舌側歯槽骨ではその厚さが増し、骨頂の位置はコントロールと同じであった。頬側の歯槽骨頂では圧下単独群のような下方への移動がみられず、コントロールよりも歯槽骨頂が上部に位置し、支持歯槽骨の増加がみられた。以上から、圧下時の歯槽骨頂の線維群の切断は支持歯槽骨の増加をもたらす可能性があることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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