研究課題/領域番号 |
14572138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
福島 統 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60173332)
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研究分担者 |
後藤 英司 横浜市立大学, 医学部, 教授 (30153753)
石橋 由朗 東京慈恵医科大学, 医学部, 助手 (00246373)
中田 哲也 東京慈恵医科大学, 医学部, 講師 (50211420)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | コミュニケーション / 医療面接 / チームワーキング / 早期臨床体験 / 行動科学 |
研究概要 |
平成14年度にコミュニケーション教育について全国医学部へのアンケート調査を行った。その結果をアクセスに入力し、アクセス上で解析を行った。各医学部でのコミュニケーション教育課目を実施学年でまとめるとともに、その教育内容についてもシラバスを元に分析を行った。体験学習、心理学、コミュニケーションなどの科目は1年次に集中して実施され、また医療面接教育は臨床実習前の4年生に集中しており、その間の段階的な教育課程はあまりされていないことが判明した。国内でのコミュニケーション教育カリキュラム調査で、いくつかのこの分野での教育先進校が見つけられたので、東京女子医科大学、横浜市立大学医学部、藤田保健衛生大学医学部、鹿児島大学医学部の担当者とメールでの討議を行い、報告書への事例紹介の原稿を依頼した(報告書に掲載)。行動科学教育については兵庫医科大学の教務委員長を訪問し、兵庫医科大学での行動科学教育の導入の経緯、実状などを聞き取り調査した。これら、先進校では、1年次から4年次まで段階的なカリキュラムが組まれていた。海外でのコミュニケーション教育の調査は主に、インターネットを用い、アメリカ医科大学協会、英国General Medical Councilが発表している卒前医学教育での学習目標を検討した。北米、英国ではBad News Tellingや患者支援・生活支援といった項目も卒前の学習目標に組み込まれており、わが国とは大きな差異が認められた。本調査研究の目的は現状の分析を医療系教育に生かすことにある。従って、以上の調査研究をまとめ、報告書を作成し、全国の医療系大学に送付した。
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