研究課題/領域番号 |
14572253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 日本赤十字北海道看護大学 |
研究代表者 |
大西 章恵 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (10279432)
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研究分担者 |
影山 セツ子 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (00290479)
真渓 淳子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 助手 (90337113)
近藤 明代 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 講師 (10316309)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 歴史的研究 / 北海道 / 戦後開拓 / 生活実態 / 開拓保健婦 / 保健婦活動 / 個別支援活動 / 生活支援 / 戦後開拓者 / 家庭訪問 |
研究概要 |
本研究は、北海道開拓保健婦が行った生活支援活動の実態を明らかにするとともに、保健師にとって課題である地域における生活支援のあり方、保健婦活動の専門性を明らかにすることを目的とした。開拓保健婦が活躍した時代、地域の特徴、保健婦の位置づけを明らかにしたうえで、北海道で開拓保健婦として活動していた人を対象にインタビュー調査を行った。その結果、開拓保健婦の活動を次のようにとらえることができた。まず、開拓者個人の抱える健康問題解決のために、生活に入り込み、生活に密着した個別支援活動という形で、求められる活動を展開した。その後、自然環境・社会・生活との関連のなかから、健康問題を個人の責任としてとらえるのでなく問題を生みだしている条件に注目し、生活環境を整え、組織化をすすめ、集団の力で健康問題を解決しようとした。このように求められる活動からつくりだす活動へと展開している。そして、開拓保健婦の持つ視点は、予防という将来を予測する視点と生活者としての視点をあわせもつものであった。この開拓保健婦がもつ視点と活動の展開の特徴は、公衆衛生看護の本質と通じるものであると考える。
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