研究課題/領域番号 |
14572259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
森本 紀巳子 久留米大学, 医学部, 講師 (80268953)
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研究分担者 |
加悦 美恵 久留米大学, 医学部, 助手 (80330869)
河合 千恵子 久留米大学, 医学部, 教授 (80091114)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 観察 / 情報 / 視覚 / 看護教育 |
研究概要 |
看護の質を左右すると言われる看護者の観察;情報に着目し、意図的・系統的な観察技術の教育の再学習の有無と看護実践への影響について、(株)竹井機器工業の両眼眼球運動測定装置を用いた視覚情報の取り込み、および看護実践における観察情報の収集とアセスメントの実際から検討した。意図的・系統的な観察技術の教育内容は、教育プログラムに基づいて研究者が看護教育に用いている「生活への援助、診療に伴う援助に関する情報収集の視点」と「アセスメントツールとその内容例」を行った。 両眼眼球運動測定装置を用いた視覚情報の取り込みは、臨地実習が終了した看護学生の学習者と未学習者を対象に行い、テレビモニター画面に静止した観察場面を投影し、その場面を観察する時の眼球運動を測定した。看護実践における観察情報の収集とアセスメントの実際は、臨床経験3年目看護師の学習者と未学習者を対象に行い、模擬患者(SP)を用いた看護師の看護実践場面とその後の観察情報と実践後のアセスメントを分析した。 観察技術の教育は看護基礎教育課程において一度は学習するが、再度教育を受けた看護学生は、教育を受けなった学生より、観察の視点が定まる傾向や、細部にわたる観察の姿勢が見られた。また、再度教育を受けた看護師は、教育内容を意識化し多方面から具体的な情報収集を行い、看護実践へとつなげていた。 看護の観察能力は、看護学生から臨床経験別にそれぞれ差があるが、看護師の経験年数レベルを評価し、そのレベルに合わせた意図的・系統的な看護の観察技術を再教育することで観察能力は高まり、看護実践の質へと繋がる。
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