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携帯電話を用いた電子メールのネットワーク化による介護者のサポートシステムの有効性

研究課題

研究課題/領域番号 14572286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関宮城大学

研究代表者

山田 紀代美  宮城大学, 看護学部, 教授 (60269636)

研究分担者 阿部 桃子  宮城大学, 看護学部, 助手 (80347195)
川浦 康至  横浜市立大学, 国際文化学部, 教授 (10214595)
西田 公昭  静岡県立大学, 看護学部, 助教授 (10237703)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード介護者 / 携帯電話 / 電子メール / 疲労感 / QOL / サポート
研究概要

本研究は,在宅要介護高齢者の家族を対象に,携帯電話によるメール機能を用いた介護間のネットワーク化を図ることで,介護者のストレスを軽減するための効果を検証することが目的である。
研究は2つの内容から構成されている。一つは,6ヶ月間という長期間にわたるメーリングリストのサポート効果の検証である。6人の介護者を対象に,メーリングリスト内での相互のメール交換を実施した。結果は,期間中に介護者から発信されたメール総数は102件と少ないものの,開始前の蓄積的疲労徴候調査票(Cumulative Fatigue Symptoms Index : CFSI)の内,「イライラの状態」得点は終了時には有意(p<0.05)に低下した。
第2の課題は,12人の介護者を2つのグループに分け,介護者の発信するメール内容に対して,自由に行う期間(2週間)とテーマを設定した期間(2週間)を設け,CFSI及びQOL (Quality of Life)得点の変化とその間のメール数及び内容に違いを分析することである。結果は,メーリングリストのグループ構成により,CFSIが低下するグループとそうではないグループが見られた。特に,メール内容との関係では他者をサポートするメールの多いグループでは,事後のCFSIが低下したが,自己開示が主なグループではこのような変化は見られなかった。テーマに関するメールは全体的に少なかった。なお,QOL得点は,いずれのグループにおいても変化はなかった。
以上から,介護者の携帯メールのネットワーク化は,メンバー間のソーシャルサポートの互恵性が発揮されることで介護者のストレスに対する効果があることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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