• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

一人暮らしの高齢者を支えるレミニッセンス療法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14572289
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関東京都立保健科学大学

研究代表者

勝野 とわ子  東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (60322351)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードレミニッセンス / 高齢者 / 一人暮らし
研究概要

1.一人暮らし日本人高齢者の生活の質に関する研究
東京都内および近県に在住する一人暮らし高齢者約50名を対象として郵送法による日本人高齢者の生活の質に関する実態調査を実施した。対象者の平均年齢は74歳であった。一人暮らし高齢者の生活の質(Single Item Quality of Life Scale;0-10)の平均値は、4.71、また、Philadelphia Geriatric Center Moral Scale(1-17)の平均値は7.40であった。生活の質に有意に関連する要因は、趣味があることおよび幸福と感じることがあるの2要因であった。
2.日本人高齢者のレミニッセンス活動の特徴に関する研究
東京都内および近県に在住する高齢者約70名を対象として郵送法による実態調査を実施した。対象者の平均年齢は77歳であった。その結果、地域在住日本人高齢者のレミニッセンス活動の特徴として対人的レミニッセンス(interpersonal reminiscence)と内的レミニッセンス(intrapersonal reminiscence)は、同様に、しかし低い頻度で行なわれている、という実態が明らかになった。また、「健康状態」と「日常生活における宗教の重要さ」がレミニッセンス活動に有意に関連していた。本研究の結果から、「健康状態」と「日常生活における宗教の重要さ」は、レミニッセンス活動の頻度を表す指標となり得ることが示唆されると共に、高齢者の文化的背景を考慮したレミニッセンス活動の看護介入が必要であることが示唆された。
3.一人暮らし高齢者を対象としたレミニッセンス療法を用いた看護介入研究
改訂版レミニッセンスインタビューガイドをもちいた4回のレミニッセンス療法が日本人高齢者に適用可能であり、一人暮らし高齢者の心理・精神的健康に効果的な看護介入となることが示唆された。また高齢者のライフコースにそったテーマからこの看護介入が、看護者の高齢者理解を促進し真の共感的コミュニーケーションを可能とする一助となることも示唆された。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Reminiscence activities among Japanese elderly in Japan2003

    • 著者名/発表者名
      Towako Katsuno
    • 雑誌名

      The Gerontologist 43

      ページ: 37-37

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Reminiscence activities among Japanese elderly in Japan2003

    • 著者名/発表者名
      Katsuno, Towako
    • 雑誌名

      The Gerontologist 43

      ページ: 37-37

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2004 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi