研究課題/領域番号 |
14572300
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
石本 章子 (高橋 章子) 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (20263254)
|
研究分担者 |
舘山 光子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (30336432)
長谷川 陽子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (60364262)
齊藤 理代 (斎藤 理代) 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (70364263)
杉田 久子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (90316258)
臼井 千津 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (80223535)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 救急看護師 / 救急看護師教育 / 専門性の追求 / 救急看護師役割 / 救急看護特有の知識 / 救急看護特有の技術 / プレホスピタルケア / 看護師の役割・能力 / 救命技術 / 救急看護の専門性 / 看護師の役割 / フィジカルアセスメント |
研究概要 |
救急医療の発展に伴って、専門性を有する救急看護師の必要性については早くから認識されてきたが、救急看護師に必要な能力、期待される役割について明確にされていないのが現状である。 本研究では文献検討およびに救急看護領域の専門家に対する調査から導き出された救急看護師に必要な能力と期待される役割に関する質問紙(16下位尺度、96項目)を作成し、救急領域の看護師(84施設,2,848名)を対象とした調査を実施した。因子分析の結果、救急看護師の能力と役割として「患者中心の看護」「救急看護特有の知識・技術」「プレホスピタルケア」「教育・研究」「専門性の育成」の5因子が抽出できた。 さらに、各施設を救急医療施設の機能的なレベルに合わせ「三次施設」、「二次施設」、「全次型施設」に分類し、その特徴を明らかにした。各々の回答結果について比較したところ、三次施設が高い値を示したのは、患者や家族のケアや心理的サポートに関する項目であり、全次施設では、救急患者受け入れ場面での調整役割に関する項目で他施設よりも高い結果であった。また、救急看護師に求められる能力と役割として抽出された5因子の因子得点を用いた比較では、「プレホスピタルケア」で全次の得点が最も高く、「教育・研究」では、三次が二次よりも有意に得点が高い結果であった。 救急看護に必要とされる基礎的な知識や技術の習得についてはどの施設であっても必要なことと言えるが、これらの因子は、相互に関連しあいながら一人の看護師の成長に合わせて発展していくと考えられる。そのため、対象看護師個人の経験や働く場の特性である施設の救急医療レベルなどを考慮した教育戦略が必要になる。
|