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地域連携型の薬物乱用防止教育プログラムの開発と普及に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580012
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

野津 有司  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40113906)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード薬物乱用 / 青少年 / 防止プログラム / 評価 / 学校 / 警察 / 薬剤師 / 連携 / プログラム開発 / 介入評価
研究概要

1.薬物乱用防止教育プログラムの評価
本プログラムは,薬物乱用による心身および社会への影響と薬物乱用を助長する社会的影響に焦点を当てた複合プログラムである。また,(1)薬剤師,警察職員,教師の三者がそれぞれの専門性を生かして連携する,(2)社会学習理論に基づき,生徒と教師が演じるロールプレイングを通して,薬物乱用を誘う手口や誘惑に対処する方法等について生徒にモデリングさせるなどの特色を持つ。本研究では高校版プログラムについて,10高校の1年生1,291名を実験群と対照群に分けた長期的な効果の検討を行った。評価指標は,(1)薬物乱用に関する知識(α=.746),(2)薬物乱用問題に関する態度(α=.853),(3)薬物乱用防止に関する自己効力感(α=.659),(4)薬物乱用防止のための社会的支援の認知(α=.784)の4指標を用いた。なお,タイプIIIエラーを避けるために介入場面の録画ビデオを分析し,適切にプログラムが実施されたことを確認した。その結果,3ヶ月後の短期的効果については実験群全体において明らかに認められた。また,15ヶ月後および24ヶ月後の長期的効果については,事前調査時に薬物乱用に対して肯定的な意見を持っていたハイリスクグループの生徒において概ね認められ,注目された。また,対照群とした従来型の講演方式による情報提供プログラムでは,正しい知識を習得することなどにおいて,男子のハイリスクグループを除いて一定の効果が期待できることが示唆された。
2.普及のための指導者研修の評価
Joyceらの理論枠組みを基礎として,演習型1日研修プログラムを作成した。薬剤師と警察職員を対象に介入評価した結果,参加者の薬物乱用防止教育を行う自信が高まるなどの成果がみられたが,リハーサル実習の時間拡大や視聴覚教材の充実が望まれた。

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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