研究課題/領域番号 |
14580016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鍋倉 賢治 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60237584)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 正弦波負荷 / 心拍数 / 健康 / 体力 / 運動負荷テスト / ランナー / ジョガー / 評価法 |
研究概要 |
運動負荷を正弦波状に変化させ、それに対する生体反応の応答特性(反応の大きさ、反応の速さなど)から健康や体力を評価できないかと考えた。本研究では、生体反応として心拍数を用い、平成14年度は様々な体力レベルの者を対象として評価法の確立を、また平成15年度はトレーニングの効果を検討した。 1、評価法の確立 複数回繰り返した正弦波負荷運動時の心拍数を1秒間隔値に補完して,1周期分に加算平均し、それを心拍数の反応とした。正弦波負荷に対する最高及び最低心拍数を決定するために、それぞれに最適な2次関数を導出し、最高及び最低心拍数とした。反応の大きさを評価するために、得られた最高及び最低心拍数の差を求め、振幅とした。また、反応の速さを評価するために、最大負荷と最高心拍数、最低負荷と最低心拍数のそれぞれの時間差を求め、遅れ時間とした。 2、遅れ時間 遅れ時間は運動習慣の多い者ほど短く、また、最高値よりも最低値における遅れ時間の方が短かった。 3、振幅 振幅は運動習慣の多い者ほど大きかった。 4、トレーニング効果 運動習慣のある者(対照群)とない者(トレーニング群)を対象に週に平均2-3回程度のジョギングを6ヶ月間実践させた。トレーニング群の正弦波負荷テストによる心拍数の応答は、トレーニング以前に比べ、より大きく、かつより速くなり、トレーニング前には対照群と大きな差があったが、トレーニングによってその差は小さくなった。 以上の結果から、負荷変化に対する心拍数の応答特性は、よく運動する者ほど反応が大きく、かつ速いことが明らかとなった。このような応答特性は、最大酸素摂取量などの持久力指標よりも、運動習慣(時間や頻度)とより関係が強く、正弦波負荷テストによる心拍数の応答特性が健康・体力の新たな指標となりうる可能性が示唆された。
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