研究課題/領域番号 |
14580025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 久留米大学 (2005) 愛知教育大学 (2002-2004) |
研究代表者 |
辻本 尚弥 (2005) 久留米大学, 健康・スポーツ科学センター, 助教授 (70299519)
鈴木 英樹 (2002-2004) 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40235990)
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研究分担者 |
鈴木 英樹 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40235990)
辻本 尚弥 久留米大学, 健康スポーツ科学センター, 助教授 (70299519)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 持久性走トレーニング / 骨格筋 / 代謝特性 / 脱トレーニング / ラット / タンパク濃度 / 持久性トレーニング / 筋繊維代謝特性 / 筋線維代謝特性 / 脱トレーニンン |
研究概要 |
研究の目的は、過去(若齢期)に運動を行ってから時を経て再び運動を行った場合、過去に行った運動が再開した運動適応にいかなる影響を及ぼすかを検討することである。本研究は特に運動の効果器である骨格筋の代謝や蛋白含量に着目した。研究は実験動物(ラット)を用いた基礎的な研究であり、健康の維持・増進のための推奨されている持久性の走運動について検討した。研究の主な結果として、若齢に行った持久性走トレーニングにより内側腓腹筋は筋部位により違いはみられるものの、酸化的酵素活性の向上などの適応変化のみられることが示された。また短期の脱トレーニングに関しては、筋線維の萎縮はみられなかったが、筋の遠位部での酸化系酵素活性の低下が観察された。その後再トレーニングを行った場合は、筋線維の肥大と酸化的酵素活性の亢進が観察された。さらに、一年間という長期に渡り脱トレーニング(トレーニング休止)行った場合は、骨格筋のグリコーゲン量や脂肪分解能はトレーニングを行わなかったレベルに戻ることが示された。筋蛋白濃度はトレーニングおよび一年間の脱トレーニング後で差は見られなかった。筋蛋白含量はトレーニングにより高値を示すものの、一年間の脱トレーニングによりトレーニングを行わなかったレベルに戻ることが示された。これらの一連の結果から、本研究ではラット下肢の内側腓腹筋では、筋部位で活動刺激に対する適応変化は異なるものの、若齢期のトレーニングはその後に行われる運動に体する適応変化に影響を及ぼさないことが示唆された。
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