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剣道競技中における竹刀剣先方向の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580029
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関大阪大学

研究代表者

坂東 隆男  大阪大学, 健康体育部, 講師 (30189732)

研究分担者 杉江 正敏  大阪大学, 健康体育部, 助教授 (50093422)
生田 香明  大阪大学, 健康体育部, 教授 (70012507)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード剣道 / 構え / 竹刀 / 剣先
研究概要

平成14年度では、剣道の構えにおける剣先方向の計測方法について検討を行うために、3次元動作分析システムを用いた剣先方向の測定を実施した。さらに、被験者自身が剣先方向を確認することが可能なレーザー光投射竹刀を試作し、その装置を利用した中段の構えの指導効果についても検討を試みた。その結果、3次元動作分析システムを用いた計測により、竹刀の剣先方向の正確な計測と評価が可能であり、また、指導を受けたグループは指導を受けなかったグループに比べ、より正確に指示された方向に剣先を向けていたことなどが確認された。しかし、これらの成果は、実験室内における、制約された条件下のもとでの結果であり、試合や稽古場面のように、実際に相手と対峙した場合に同じ結果となるかどうかについては、疑問が残った。
平成15年度では、実際の試合場面として、O大学とN大学との定期戦における試合(11試合・22被験者)を2台のカメラで撮影し、3次元動作分析システムを用いて、対峙した相手との相対的な位置関係における剣先方向を求めた。その結果、被験者全員の平均の剣先位置は、対峙した相手の顎の下部から、向かって右に5.2cm、上方へ14.0cmの位置であった。申請者らは過去に、小型ビデオカメラを内蔵した竹刀を作成し、実験室内において防具を装着した人形に対して中段の構えをとらせ、剣先方向の測定を実施しており、その結果剣道部員の剣先方向は、顎の下部から右へ約2cm、上へ約10cmの位置であった。今回の測定結果はこれらの数値と近似していると判断され、剣先方向は、3次元動作分析システムを用いることにより、実験室内での測定と実際の試合場面における測定が同様の結果を示すことが確認された。結果として得られた剣先方向は、相手の左眼に近い位置であり、従来の指導書の記述と一致しており、剣道の攻防における剣先方向の合目的性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道の構えにおける剣先方向の研究-レーザー光投射竹刀を用いた中段の構えの指導-"武道学研究別冊・日本武道学会第35回大会研究発表抄録. 第35巻別冊. 59 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道の構えにおける剣先方向の研究-レーザー光投射竹刀の試作と指導-"大阪武道学研究. 12巻1号. 37-42 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道試合中の中段の構えにおける剣先方向の分析"大阪武道学研究. 13巻1号(印刷中). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "Studyof the direction of "kensen" in thestance of kendo -Guidance of laser~beam'projection "shinai"-"Supplement of Research Journal of Budo. Vol.35. 59 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] "The research of.the direction of "kensen" in the stance of kendo -Production and guidance of laser beam projection "shinai"-"Osaka Research Journal of Budo. Vol.12, No.1. 37-42 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takao Bando, Masatoshi Sugie, Eizo Kuroda, Hideki Tsuji: "The analysis of the direction of "ken-sen" in the stance of kendo game"Osaka Research Journal of Budo. Vol.13,No.1(in press). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道の構えにおける剣先方向の研究-レーザー光投射竹刀を用いた中段の構えの指導-"武道学研究別冊・日本武道学会第35回大会研究発表抄録. 第35巻別冊. 59 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道の構えにおける剣先方向の研究-レーザー光投射竹刀の試作と指導-"大阪武道学研究. 12巻1号. 37-42 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道試合中の中段の構えにおける剣先方向の分析"大阪武道学研究. 13巻1号(印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 坂東隆男 ほか: "剣道の構えにおける剣先方向の研究 -レーザー光投射竹刀を用いた中段の構えの指導-"武道学研究別冊・日本武道学会第35回大会研究発表抄録. 第35巻別冊. 59 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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