研究課題/領域番号 |
14580072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
及川 力 筑波技術短期大学, 障害者高等教育センター(障害者基礎教育部門), 教授 (60213609)
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研究分担者 |
橋本 有紀 筑波技術短期大学, 助手 (30389720)
齊藤 まゆみ (斉藤 まゆみ) 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (00223339)
稲垣 敦 大分県立看護科学大学, 健康運動学講座, 助教授 (00223214)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 聴覚障害者 / 体力 / 教育形態の違い / 統合教育 / 分離教育 / 体力・運動能力 / 総合教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、在籍した学校の違いが聴覚障害者の体力に与える影響について検討することである。 われわれは、まず、短期大学に在籍する18歳の聴覚障害学生の体格と体力の成績を分析した。共分散分析を行った結果、男子はサイドステップと12分間走において、小学校から高等学校まで聾学校に在籍した群の成績が、小学校から高等学校まで通常校に在籍した群及び両方に在籍した経験のある群より有意に優れていた。また、女子は垂直とび、サイドステップ、50m走、立ち幅とび及びハンドボール投げにおいて、小〜高まで聾学校に在籍した群の成績が、小〜高まで通常校に在籍した群及び両方に在籍した経験のある群より有意に優れていた。身長と体重には差がなかった。 われわれは、次に、現在聾学校及び通常校に在籍している6〜17歳の聴覚障害者の体格と体力テストの成績を分析した。その結果、男子は体力テスト合計点で聾学校在籍群と通常校在籍群の間に、すべての年齢で有意な差は認められなかった。女子は11歳と14歳で両群間に有意な差が認められたが、他の年齢では有意な差は認められなかった。また、身長、体重にも両群間にほとんど差は認められなかった。 上記の結果から、短期大学での結果とは異なり、男子では現在聾学校に在籍する聴覚障害者と通常校に在籍する聴覚障害者の体格や体力に差はなく、女子でもほとんど差がないと推察される。
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