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健康リスク低減型食生活の提言-生活者の視点から-

研究課題

研究課題/領域番号 14580136
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

鈴木 恵美子  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (80154524)

研究分担者 倉田 忠男  新潟薬科大学, 応用生命科学部, 教授 (60011920)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード健康 / ビタミンC / 糖尿病 / アスコルビン酸
研究概要

ビタミンC、すなわちアスコルビン酸は生体内で非常に有効な抗酸化物質で、十分量のアスコルビン酸摂取は体内抗酸化に非常に役立つものと考えられ、体内での酸化が原因の一つとなるような疾患類の発症を抑制すると期待される。国民病の一つといえるようになった糖尿病では、体内は酸化を受けやすい状態にある。そこで、このような酸化ストレスを負荷した場合における抗酸化ビタミン、アスコルビン酸の、体内動態を明らかにするとともに、健康へのリスクを軽減化する食生活を提言することを目的として実験を行った。
ストレプトゾトシンを投与したラットの血漿中のグルコース濃度が高くなったことより、糖尿病を発症したものと考えられた。糖尿病発症ラットの血漿および肝臓中のアスコルビン酸量は、正常ラットよりも低い傾向が見られた。また、体内の酸化の程度の指標となるTBA値をみると糖尿病発症ラットの血漿TBA値は正常ラットとほとんど変わらない傾向が見られた。体内抗酸化酵素である血漿SOD活性は、糖尿病発症ラットと正常ラットの間に差は認められなかった。また、ヒト肝ガン由来のHepG2細胞を高グルコース含有培地で培養すると、細胞中のアスコルビン酸量は正常なグルコース濃度の培地の場合よりも低い傾向がみられた。この結果、糖尿病を発症すると体内のビタミンC濃度は低くなり、酸化を受けやすいことが認められた。糖尿病の場合には、合併症の発症を抑制するためにも体内抗酸化能を高める必要がある。したがって、健康へのリスクを軽減化するには、抗酸化ビタミン、アスコルビン酸を多く含む食事を摂取することが望まれる。

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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