研究課題/領域番号 |
14580174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学
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研究機関 | 別府大学 (2003) 独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所 (2002) |
研究代表者 |
平尾 良光 別府大学, 文学部, 教授 (40082812)
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研究分担者 |
早川 泰弘 東京文化財研究所, 保存科学部, 主任研究官 (20290869)
井上 洋一 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 学芸部・企画課・展示担当室, 室長 (60176451)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 青銅器 / 古墳時代 / 鉛同位対比 / 産地推定 / 鉛 / 文化財科学 / 産地 / 同位体質量分析 / 鉛同位体比 |
研究概要 |
本研究は日本における金属文化財の歴史的変遷を明らかにする研究の一環として、古墳時代の青銅器を中心に、その材料となった銅、スズ、鉛がどこからもたらされたかを明らかにしようとして進められた。資料には中国西周時代、あるいは朝鮮半島楽浪郡資料なども含まれるが、どれも考古学的には一級品である。産地推定の方法として鉛同位体比法を利用した。この方法の原理の確かさは各方面で受け入れられており、鉛同位体比は資料自身が持つ考古学的な意義付けに重要な役割を持つことが理解され、また期待されている。本研究で集められた資料に関して鉛同位体比を測定し、それらを資料毎に、また各資料所蔵者毎に鉛同位体比のデータと考察を報告書としてまとめ、資料を提供してくれた各研究機関へと提出した。その内容は以下のようである。また、付録として、古墳時代資料約700点の鉛同位体比を表として載せた。これは今回の測定には含まれないが、重要な資料が含まれており、今後古墳時代資料の理解に役立つ参考資料であると思われるので、ここに載せた。 1キオッソーネ美術館所蔵の東洋出土の青銅器 2太平真君四年銘金銅仏 3東京国立博物館が所蔵する北魏仏 4観音塚古墳から出土した銅製品 5千葉県金鈴塚古墳出土の銀・銅製品 6宮地嶽古墳出土のガラス製品 7福岡市から依頼された青銅器 8明治大学所蔵の出土地不詳銅鐸 9明治大学所蔵の三角縁神獣鏡 10福井県、深山寺経塚から出土した和鏡 11室町時代を中心とした銅製鎧鋲 12京都府、大徳寺の錺金具 13江戸時代のガラス 14中国、西周初期の高砂脊遺跡出土の青銅器 15楽浪土城出土資料の鉛同位体比 16韓国京畿道百鶴面鶴谷里出土の銅鈴。
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