研究課題/領域番号 |
14580184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
矢野 敬幸 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (70013696)
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研究分担者 |
御代川 喜久夫 (御代川 貴久夫) 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40078598)
中嶋 浩一 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30012876)
上田 望 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (00013417)
矢野 良子 東京高等専門学校, 物質工学科, 教授 (80015768)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ネットワーク / 科学教育 / W.W.W. / 学習システム / 学習管理 / postgreSQL |
研究概要 |
補習的講義を補完する目的で、学内LANを利用した教育・学習補助システムを開発し実地に運用を開始して数年が経過している。本プロジェクトは、ユーザーの学習補助システムへのアクセスログ記録の解析の迅速化と安定化をはかることで、彼らの学習状況をより正確に把握できるようにし、その結果をもとに学習システムを改良していくことにある。そのためにアクセスログの処理用にデータベースマネージメントシステム(DBMS)を導入するという先行的研究を行ってきた。プロジェクト開始年度は、それらの成果を発展させ、実際にDBMSを有効に活用できることを実証した。アクセスログ記録から解析できる事項は、1.どのサイトからか、2.教材別のアクセス頻度、3.アクセス頻度の月別分布や時間分布、4.個別ユーザーごとのアクセス頻度とオンラインテスト成績などである。たとえば情報教育教室に設置された端末機が最も多く利用されていること。しかし学外のプロバイダー経由も約23%と無視できないこと。午前中の10時頃と午後1時から4時、夜の9時から11時にかけてアクセス頻度がピークを示すこと。このようにアクセスログを解析していく技術的基礎は確立された。しかしながら各教材へのアクセスデータは得られるが、まだ現時点では教材の量も種類も少ないため、学習上の意味付けにまでは至らないのが現状である。よって最終年度の重点として教材をさらに豊富化すること、および一層詳細なログ解析を行った。前者に関してはアニメーションや動的表示を活用したJavaアプレットによる教材開発で多くの成果をあげた。また後者ではオンライン「テスト」及びオンライン「掲示板」へのアクセス頻度がとくに多いことが分かった。「テスト」が難しいと感じた場合は、直ちに関連ホームページへとアクセスしていることから、テストや演習が学習の強力な動機付けになることが明らかになった。
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