研究概要 |
1 理論部の検討:本研究課題に関する理論部を考察した(鈴木,2003)。同時に、本研究課題の基礎研究の成果を発表した(Suzuki,2003)。 2 CSCL環境の開発:CSCL環境として、e-Learning環境構築支援システム(中原ほか2002;西森ほか,2003)を用いてeMATEと称する協調学習用サイトを開発した。 3 CSCL発言データ分析システムの開発:CSCL発言データの分析システムを開発した(笠井ほか,2003)。 4 実践研究の展開:本研究課題に関する実践研究を大学において展開した(永田ほか,2002a;2002b;2003;鈴木ほか,2002a;2002b;鈴木,2003;suzuki,2003)。 5 結論:基礎研究の成果 協調学習には認知的葛藤を生じやすい課題が必要であること、大学生が協調学習しやすい状況を授業者がつくる必要のあること、が明らかになった。実践研究の成果CSCL環境は大学生の科学的知識についての会話を活発にした。CSCL環境を介した社会的相互作用によって大学生の科学的知識の理解が深まったことが示された。さらに、CSCL環境によって大学院生と協調学習したことにより、大学生は多くのことを学んでいることがわかった。 6 今後の課題:教員養成課程での実践研究の成果をもとに、中学校への応用を検討した(今井ほか,2003)。
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